ロッカーに貼ってある女性の写真をみて「昔の彼女だ。 そしてレイラのためにホットココアを買って、ホテルの部屋に戻ろうとします。 sweet 優しい 傲慢なビリーに振り回されながらも、彼の本質的な優しさに気がついているレイラ。
13監督のヴィンセント・ギャロは、1991年実際に行われた第25回スーパー・ボウルの勝敗をメイン・プロットに生かし、ブチ切れやすいのになぜか憎めない男と彼の全てを優しく受けとめるポッチャリ系美少女という従来の恋愛物では絶対主人公になりえない2人をスクリーンに登場させ、今だかつて誰も見たことのない恋物語を完成させた。
しかし死んだ後も何も変わらず、自分の墓の前に座って話している両親のことを想像して馬鹿馬鹿しくなり、実際に引き金を引くことなく劇場を後にする。
その傍らに、レイラがいるかどうかはわからないが。
ファミリーレストランで長年片思いしてきた女性に馬鹿にされ、ビリーは深く傷つく。
そればかりか、自分は成功し、裕福で、妻もいるという嘘まででっち上げていた。 これはもう「息子のあんたよりも、アメフトのほうが重要よ!」と言われているようなものです。 彼自身がチョイスした「キング・クリムゾン」や「イエス」などプログレ音楽とオフビートな映像を融合させた抜群のセンスが話題を呼び、日本でもカルト的人気を誇った作品。
6ここから、ビリーは本来素直な性格でありながら、どうでもよさそうな「見た目」で他人に評価をされることを嫌っている、子どもっぽい性格ということがわかります。
ストーリー、演出の一部ではありますが、ちょっとした笑いも散りばめられていて良いのです。
ただ、ボウリング場でいきなりタップダンスをはじめるなシーンや、そもそも暴力的でダメ男なビリーに魅かれる時点で、 レイラもまたどこか訳ありで、決して何の問題もなく育った娘ではないと想像できる。
でも結局殺しは思いとどまった。
。 ダメ男の相手役であるレイラを演じるのは『アダムス・ファミリー』(1991年)のクリスティーナ・リッチ。 参考文献 [ ]. 監督・脚本・音楽・主演のをいろんな雑誌が競って取り上げていた。
5しかし、夜中の2時になると、ビリーはどこかに出かけるという。
彼は偶然出会った女の子・レイラ(クリスティーナ・リッチ)をさらい、「両親に会うから俺の女房のふりをしてくれ」と頼み込みます。
抱き合って眠る二人。
バッファローの優勝に1万ドルを賭け借金を背負い、ギャングの身代わりにされて刑務所に入った。
例えば、四人で座っているテーブルでの会話を、常に一方向からのショット(つまりスリーショット)で撮るとか、その効果のほどはさておき「面白いこと、斬新なことをやりたい」という意欲は伝わってくる。
4ストーリー [ ] 5年の刑期を終え、刑務所から釈放されたビリー・ブラウンは、ニューヨーク州バッファローの実家に戻ろうとするが、長年の溝がある両親には電話で刑務所にいたことは話しておらず、電話で「政府の仕事で遠くまで行っていた」と偽る。 そして子供のようにガッツポーズをする。
自分は「ダメ人間が出てくる映画」が大好きです。
なぜなら、レイラもじつはダメ人間であるからです。
どうしようもない人間だって、映画の主人公足り得る価値があるのである。
この辺のビリーの確固たる過去の描写とかを描かず想像させてくれるのは見ていて楽しいものだ。 しかも母は、ビリーの出産のときに、ひきいにしていたチームの優勝試合を観戦できなかったことをいまだにグチったりするのです。 フィアンセどころかガールフレンドもいないビリーは、トイレを借りた建物の中のダンス教室でレッスン中だった少女レイラを拉致して、自分の妻のふりをするよう脅迫する。
7今までのビリーの人生は最悪だった。 解説 俳優・ミュージシャン・画家など多彩な活動で知られるビンセント・ギャロが初監督・脚本・音楽・主演を務めたオフビートなラブストーリー。
この映画が言いたいテーマも、ストレートにそれ。
引退したスコットが経営するストリップ劇場に銃を持って入るビリー。
さらに勢いで「フィアンセを連れて帰る」と嘘をつく。
そこには「私はこうして成功した!」なんていうリア充全開な自己啓発本にはない、ダメだからでこその人間の愛おしさがあります。 実は、ビリーが刑務所に入っていたのはフットボール賭博で抱えた負債を帳消しにしてもらうために他人の罪をかぶったからであり、その賭けに負けたのは、バッファローというチームの選手スコット(ボブ・ウォール)が八百長試合したせいだと勝手に思い込んでいたのである。
12==以下ネタバレ== ネタバレあらすじ 粗暴な童貞男・ビリーの唯一の特技はボウリング。 音楽は、ギャロの自作曲のほか、英国プログレッシブ・ロック界の二大巨頭 イエス、 キング・クリムゾンらの楽曲も使用! 1999年に公開された際には、34週間の大ロングラン、そして興行収入2億5000万円を記録する驚異的なヒットの記録した本作。
最初の拉致から、ほぼ何の抵抗もなくビリーの言う通りにするレイラの振る舞いは、普通に考えたら「ありえない」のだけど、その予想外の行動も含め、この当時のオフビート系の映画には 「なんかかましてやろう」「普通じゃないことやってやろう」という妙な色気があった。
映画のあらすじ(ネタバレあり) 主人公のビリー(ヴィンセント・ギャロ)は、マフィアに多額の借金をしてしまい、その返済ができなくなります。
「突然現れた天使の愛情によって破滅から救われた男」の物語。