源氏 物語 桐 壺 和訳。 桐壷(桐壺の葬送)「源氏物語

源氏物語「桐壺」

いとかうきびはなる程は、あげおとりやと疑はしくおぼされつるを、あさましう愛しげさ添ひ給へり。

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この日の御 饗宴 ( きょうえん )の席の折り詰めのお料理、 籠 ( かご )詰めの菓子などは皆 右大弁 ( うだいべん )が御命令によって作った物であった。

源氏物語「光る君誕生」(桐壺) 問題

一年 (ひととせ) の春宮の御元服、南殿 (なんでん) にてありし儀式のよそほしかりし御響きにおとさせ給はず、所々の饗 (きやう) など、内藏寮 (くらづかさ) 、ごくさうゐんなど、おほやけごとに仕うまつれる、疎そかなる事もぞと、取分き仰言ありて、淸らを盡して仕うまつれり。

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」とあるのは、 「思ひ」が母君自身の動作なので、作者は下二段活用 の謙譲の補助動詞「給ふ」を用いて「うちうちに思ひ給ふるさまを奏し給へ。

長恨歌

英語 0• 五六日 (いつかむゆか) さぶらひ給ひて、大殿 (おほいどの) に二三日 (ふつかみか) など、絶え絶えにまかで給へど、只今はをさなき御程に、罪なくおぼして、いとなみかしづき聞え給ふ。 ず=打消の助動詞「ず」の連用形、接続は未然形 人々の非難をも気にすることがおできにならず、 世の 例 ためし にもなり ぬ べき 御もてなし なり。

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源氏の君は思わず姫の袂を捕らえて…… 2人は愛し合うことになりますが…… 賀茂の祭、葵上一行は御輿の所争いとなりました。

源氏物語「桐壺」

乳母の夫が亡くなり、ようやく京に戻りましたが、日々がすぎていきました。

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内裏(うち)より御使あり、三位の位贈り給ふよし、勅使来てその宣命読むなむ、悲しきことなりける。 『源氏物語』の現代語訳:桐壺2(現在位置) [古文・原文] その年の夏、 御息所(みやすどころ)はかなき心地にわづらひて、まかでなむとし給ふを、暇(いとま)さらに許させ給はず。

桐壺(源氏物語)|新編 日本古典文学全集|小学館

帝は 御息所 ( みやすどころ )がこの式を見たならばと、昔をお思い出しになることによって堪えがたくなる悲しみをおさえておいでになった。

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源氏の君は、御あたり去り給はぬを、ましてしげく渡らせ給ふ御かたは、え恥ぢあへ給はず。 やもめずみなれど、人一人の御かしづきに、とかくつくろひ立てて、目やすき程にて過ぐし給へるを、闇にくれて臥し沈み給へる程に、草も高くなり、野分にいとど荒れたる心地して、月影ばかりぞ八重葎 (やへむぐら) にもさはらずさし入りたる。

源氏物語「光る君誕生」(桐壺) 問題

源氏の君は帝がおそばを離しにくくあそばすので、ゆっくりと妻の家に行っていることもできなかった。 「あはれ」はもともと感動したときに口に出す感動詞であり、心が動かされるという意味を持つ。

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限りあれば、例の作法にをさめ奉るを、母北の方、「おなじ煙 (けぶり) にものぼりなむ」と泣きこがれ給ひて、御送りの女房の車に慕ひ乘り給ひて、愛宕 (をたぎ) といふ所に、いといかめしうその作法したるに、おはしつきたる心地、いかばかりかはありけむ。 本当にこのように思っているのです。

『源氏物語』の現代語訳:桐壺2

入内の初めから、自分こそは(帝のご寵愛を一身に集めよう)と気負っていらっしゃった女御の方々は、気にくわない者として軽蔑し妬(ねた)みなさる。 下﨟(げらふ) 年功を積むことが浅くて、地位の低いこと。

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唐土(もろこし)にも、かかる事の起こりにこそ、世も乱れ、悪しかりけれと、やうやう天の下にもあぢきなう、人のもてなやみぐさになりて、 楊貴妃の例も、引き出でつべくなりゆくに、いとはしたなきこと多かれど、かたじけなき御心ばへのたぐひなきを頼みにてまじらひ給ふ。 こんな事に対しても、後宮のある人々は反感・恨みを持つことになった。

紫式部 與謝野晶子訳 源氏物語 桐壺

父子の別れというのは平時でも悲しいものだから、帝の悲しみに沈むお気持ちはこれ以上ないほどに気の毒なものであった。

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美しい姫はやがて皇子(源氏の君)を産みますが、皇子3歳の頃亡くなります。 係助詞「こそ」を受けて已然形となっている。