ちょっとしたきっかけを発端に、力のあるサークルが中心となって、他のサークルや同人作家を広く横断して原稿を寄せ合う企画本などですが、よく見かけるのは二次創作の元ネタとなっている作品の人気 が作品中で死亡したり、人気漫画家の訃報などに対して作られる 「追悼本」 や、イベント開催時期にちょうどキャラの誕生日があたる時などに、そのキャラの が原稿を寄せ合って作る 「お誕生日おめでとう本」 などがその代表でしょうか。 また、同人誌の経験がある、あるいは同人出身とされる作家の中には、商業誌の代わりの発表の場として同人誌を選んだだけで、作家自身のオリジナル作品しか創作していない者や、単に同人誌の経験もあるというだけで、実際はアシスタントや持ち込みの経験から評価されてデビューの機会を与えられた者も多い。 なお、改正著作権法の非親告罪化規定は、協定発効日である2018年(平成30年)12月30日から施行された。
10この場合ものを必要とする。 同人小説投稿サイトのとその18禁版の・の作品数を比較してみるとわかりやすいだろう。
営利化と商業との同質化 [ ] 市場が拡大したことで同人誌活動には営利化の余地が生じ活動を取り巻く状況が変化した。
して記事の信頼性向上にご協力ください。
全国展開のメリットを生かし、各地で様々なアイテムを展開。
告訴するか否かは著作権者自身の判断に委ねられる。 原作のままの複製物を譲渡し、又は原作のまま を行うこと(当該有償著作物等の種類及び用途、当該譲渡の部数、当該譲渡又は公衆送信の態様その他の事情に照らして、当該有償著作物等の提供又は提示により著作権者等の得ることが見込まれる利益が不当に害されることとなる場合に限る。 2000年代にはいり、のようなイベントが開かれ、同人誌の普及場所となっている。
1また、同記事によると、文化庁の審議とは別にで審議が進んでいる法案には、の修正案3案のうち2案で、著作権法を共謀罪の対象としている。 しかし、漫画の引用についてはとらの間で争われた「『脱ゴー宣』裁判」で絵の引用が争点となったが、(平成14年)に「絵の引用は合法」とする判決が出ている(ただし、「レイアウトの改変は違法」とされた。
会場の大型化や参加者の激増と共に巨大化を続けたコミケットを頂点として同人の事実上の産業化が進んだ1990年代以降、男性向創作(商業出版で言う)や、コンピュータソフト制作()を中心に、同人活動のみ、さらに言えば二次創作物のみで知名度を確立し、自身やスタッフの生計を事実上立てている同人作家が多数登場し、これらには、出版社などからオリジナル作品や絡みの公式な二次版権作品などでの製作・掲載の勧誘を受けても、これを拒絶してまで同人誌制作を優先して続けている者も少なくない。
二次創作同人誌と著作権問題 [ ] 同人誌市場における著作権慣習 [ ] この節はなが全く示されていないか、不十分です。
かつてはのアレンジCDが多数発表されていたが、末のコミックマーケットにおいて、から、同人大手サークル「」に販売停止を受けた以降は同様のCDの配布が激減した。
デジタル大辞泉(小学館)• 出典 [ ]• 対象も広がり、や、などあらゆる分野について技術的な内容(特に裏情報)を深く掘り下げたもの、噂やパロディなど商業誌では取り上げられない内容を扱うものも出現している。 こういった複雑な人材の流動や、商業出版の世界と同人誌の世界の持ちつ持たれつの関係が長く続いたことにより、年を追ってコミケットと同人関連産業が拡大する程にファンダムにおける「消費のみのファン - 二次創作者 - プロ作家」の区分が曖昧になった。
20もしかして• メロンブックスは、あなたの『欲しい』にお応え致します!. 強力な法務部門を擁し警告や法的手段の実績が多数あるなど著作権の管理に積極的なことで知られる企業であっても、コミケットなどの同人イベントの場へ関係者を多数動員してまで直接摘発に乗り出した事例は少なく、摘発は同人ショップなど事実上商業化された流通経路での販売が行われたものに限られていた。
この判決は、コミックマーケットがで取り上げるなど、同人誌にもある程度の影響を及ぼした。
同人誌と表現規制を取り巻く問題 [ ] 特にコミックを中心とする同人誌での性描写に対し、青少年の健全な育成を主張する立場から表現規制を求める声が毎年強まっており、後述のよりも一層深刻な問題となっている。
[ ] なお、現状でも責任とは別に、の請求や、発行の中止、または回収・廃棄させるなどのも問うことができる。
特に2000年代の情勢を考慮して、(平成18年)以降のコミックマーケットでは修正関連も含めて規則を強化している。
「海賊版」は創作性のない複製物、つまり単なるであり、なんら創意工夫をせず複製(コピー)だけで利益を得る手段である。
なお、黙認とは、黙って認めることであり、認める意思がなく単に沈黙しているに過ぎない場合は本来、含まれない。
関連する同人用語・オタ用語・ネット用語をチェック. 「コミケットアピール87」P2・P12,コミックマーケット準備会,2014年11月1日発行• この理由については、製作スケジュールの自由度が低く同人イベントに対応できなくなる、締め切りの厳守が難しい、商業作品の表現規制が自身のスタイルに合わない、としてその後も商業出版の世界で活動していける確証や自信がない、出版社との契約の関係で現在の収入源である特定の作品の二次創作が手掛けられなくなる、など様々である。
また、この名の他にも、のネタ『』の文中に現れる「よいしょ本」がそうであるように、アンダーグラウンド界隈らしいヒネった同人誌の俗称はいにしえの昔から多数ある模様。
中にはプロ時代に未完で終了した連載の続編や、過去作の外伝などを発表するケースもあるが、これは権利関係の如何によっては二次創作物とみなされることもある。 税務調査の実態として、同人誌即売会による収入の捕捉は難しいため以前は税務当局による厳しい処分がなされないケースが多かったといえる。 して記事の信頼性向上にご協力ください。
13マンガの同人誌は文学の同人誌同様の役割を果たしたが、それ以外に既存作品の二次創作物の発表の場となった。 「」「」「福岡ポエイチ」「資料性博覧会」「Text Revolutions(テキレボ!)」など、文芸系・文章系同人誌主体の即売会も少数ながら存在する。
中には、商業ベースでの活動と並行して同人で堂々と二次創作を行っている人物も多い。
こうした同人の範疇を超えたグッズの製作・頒布については、著作権者からは公式商品と混同されるであると見なすことができるため、同人誌即売会主催者側からも注意喚起が出されており、特にコミックマーケットでは同年末の87のコミケットアピールにおいて、共同代表からの挨拶で注意がなされ、著作権に関する注意の記述についてもより明確に記載されている。
この場合、原稿を寄せたり編集サークルが呼びかけて集めた原稿を描いた人には、発行した や ページ数に応じて、原稿料を支払うような形態のものもあります。
また、1990年代に入ると、コンピューターグラフィックが十分な性能を備え出したことからかに対しても攻略、サブストーリー、エロパロなどの同人誌が増えていった。 また、現在に至る二次創作物が登場し始めた1980年代以降であっても、そもそも同人とは全く関係のない出自の作家も多数いる。
7この一件に限れば、原作者が故人という状況下における事例である上、また、原作に酷似させた製本デザインや、の無断転載などで有名化したことにより、「公式・公認の作品」「原作そのもの」「正規の権利関係者が制作した作品」などの誤解を多くの一般人に招いたことなど特徴的なこともあり、この一件の事例による影響がただちに他へ波及するとは考えにくい状況ではあったものの、同人誌における二次創作物への各出版社の今後の対応が注目される契機となった。
しかし、から「海賊版摘発を容易にするため、非親告罪化を盛り込んで欲しい」という要望 があり、条約提唱国としては国内の著作権法も条約に合わせて改正するのが望ましいとされた。
[ ] のは、「非親告罪化によって警察・司法が独自の判断ですることが可能になれば、商業的な出版・放送・上演・演奏のみならず、の二次創作・パロディ同人誌などにも深刻なダメージが加わる可能性がある」と指摘。
また、2014年にはが無許可で同人グッズを製作・販売しているサークルに警告を出したり 、が二次創作についてのガイドラインを改定し頒布個数や売り上げに制限を盛り込んだ(後日見直され同人誌は範疇から外されている)ことで論議を呼んだ。
(文学系同人雑誌を論評する連載があった)• 本来正当である筈の著作権管理を進めた結果、自身のメディアミックス展開や続編コンテンツが想定外の不振に陥ることも起きてくるため、販売戦略の観点から著作権者側も慎重にならざるを得ない一面もある。 「合同誌」 の がどんなサークルなのか、どんな人なのか、ある程度きちんと把握してから協力した方が良いでしょう。
「個人誌」 全盛の時代にも、しぶとく残る 「助け合い」 その後同人の世界は、コピー機やパソコンのプリンターが普及し安価で小部数の印刷物が発行できたり、「印刷屋」 を使った の発行もかなり安く作れるようになり、 では 「個人誌」 が同人誌の主流になりつつあります。
また、高いレベルの二次創作家がプロにスカウト、またはスポット的な仕事をすることがある。
最初はをまとめて綴じた回覧誌という形式であったが評判が高まるにつれてされるようになり、にも出回るようになり、無名だった頃のや、など、現代に名を残した作家たちは作品の発信媒体が限られていたこともあって同人誌からの出発が多く、そこから注目を集めていった。
これらの同人雑誌は『』『』『』のように近代文学の発展に大きな役割を果たした。 ……もっとも、わざわざ「同人誌」でなく「薄い本」とスラングで表記する場合は、エロ同人誌を指していることが多いのだが。 (著作権を守りながらコンテンツの共有を可能にする、二次創作向けの著作権システム)• 商業漫画に比べて(ほとんどが高価な割に)ページ数が少ないことから、漫画同人誌を指す「薄い本」という俗語がある。
15しかしまだまだ多くの 「合同誌」 が、いろいろなジャンルのサークルさんによって作られています。 しかし、成人向けではないものを含む全ての同人誌即売会について、高校生も含めた児童の参加を一律に禁止すべきとするに近い批判の声まで上がっており、仮に性描写のある同人誌の販売を一切禁止するよう規制ができても、そのような状態に陥っている層からの理解は到底得られないともみられており、同人に対する汚名の返上が困難を極めている。
2013年6月28日閲覧。
しかし反面では、他の先進国(特にアメリカ)と異なり、また著作権侵害に当たるような行為を著作権者が見て見ぬ振りという曖昧な態度を取ることによって、製作側から消費側までの断続面のない厚い地層が形成されていることが、現在の日本における漫画・アニメ隆盛の原動力の一つとなっているともいえ、その内情には複雑なものがある。
」がある。
また他に所得が全く無い場合基礎控除(年間38万円)以下の所得であれば計算上所得税は発生しないため、申告義務は発生しない(はこれ以下でも発生する場合がある)。 特にプロとして現在でも活躍している漫画家がアマチュア時代に作っていた「直接回覧する同人誌」は非常に貴重かつ重要なものとして扱われる事がある。
20その証左には選考対象作品に同人雑誌での発表作品を含めていたことや、公募型文学賞の中には募集要項に「未発表のもの(同人誌も含む)」とするものもあったことが揚げられる。 また、こういった発行物を大量に仕入れ、や漫画専門のに売りさばく「」と呼ばれる存在もある。
ただし、同一のサークルに所属する複数人の作品が掲載されている場合(つまり本来の意味での同人誌)をこう呼ぶこともある。
しかし、非親告罪となった場合、著作権者が「二次創作を容認」し「告訴する気がない」場合であっても、警察側の判断で逮捕・告訴することが可能になるため、事前かつ明示の許諾を求める必要が発生する(事後に許諾を求めた場合、たとえ著作権料などを支払う用意ができても著作権侵害になる)。
積極的かつ毅然と警告や法的手段が行われているコンテンツについては、同人作品の制作者から避けられ二次創作が減少し、結果として同人誌の購入者の層も離れていく。