ヒラタ ブンブク。 漂着物で遊ぼう

不思議な生物 ヒラタブンブク: Matsuの海中閑話

上から見るとハート型をしているため、英語ではheart urchinと呼ぶ。 分類でも分かるように、ウニの仲間で、殻はハート型 英名のハートはここからきている 棘は前から後へと一方向に流れ、その中に数本縞模様の長い棘がある。 バフンウニの殻に比べると、ちょっと無 骨な雰囲気。

C 1996-2004 TOBA AQUARIUM. ウニの仲間とはいっても、食べて旨い種類ではなく、増えてもあまりうれしくない。 その格好のターゲットのひとつがヒラタブンブクだ。

ヒラタブンブク : 海洋生物図鑑(仮)

右側が上でも紹介しているサンショ ウウニ。 ムラサキウニ Antbocidaris crassispina ムラサキウニも磯で普通に見られるウニの仲 間。 タマゴウニは世界でも2属 2種しかいない少数派のウニ。

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改めて訂正いたします~。

素人が作ったお魚図鑑|棘皮動物門ウニ綱

トゲは非常に 微少とのこと。

殻 の上についた花びら模様が、桜を乗せたあん パンみたいだからだろうか? ちなみに、ヨ ツアナは生殖孔が4つあることに由来する。 タコノマクラより大型になる けれど、穴の開いている周縁部はうすくて、 中身の入っている部分はやたら小さい。

砂底のハリネズミ ヒラタブンブク 伊豆の生物 Vol.14

初めての海外旅行で訪れたこともあって、こ のちびウニは、その思い出の一品でもある。 もっとも、大きなものは痛んでいること も多く、自分的には小さいサイズがお気に入 り。

こうして見てみると、殻だけでもか なり個性的なので、なかなかおもしろい。

砂底のハリネズミ ヒラタブンブク 伊豆の生物 Vol.14

図鑑では相模湾から西太平洋に分布とあり、南方系の種類である。 殻もよく 拾えて、かなり大きなものが落ちていること も。

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ちょっと深い場所に行けばそこそこの大 きさのものがいて、食べられそう(地元の漁 業権などがあるから採取はダメ)。

ヒラタブンブク

タマゴウニ Ecbinoneus cyclostomus だと思う。 相模湾以南、インド洋・太平洋・紅海・フィリピンに分布する。

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そのいぼいぼが疎らなのも特徴だろう。