父と二人だけの生活が始まって数日後、幼馴染みの母親が自殺したのを皮切りに、次々と不幸が…。 本格ミステリ大賞を受賞した本作は、ミステリの王道を行く大作です。
潮だまり(『野性時代』2009年11月号)• 夏休みを前に欠席したクラスメイトS君に、先生から頼まれたプリント類を渡しに行ったミチオはS君の死体を発見してしまいます。
脳科学のジャンルが好きという道尾氏らしく、作中に人の顔をした絵とモナリザを鏡写しにしたイラストが用意され、どちらがほほ笑んでいるように見えるのかをいう疑似無視について、読者へも体験させてくれる試みも面白かったですね。
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2017年8月8日閲覧。
いけない(2019年7月 文藝春秋)• 第139回 『切羽へ』• 春の蝶(初出:集英社『Cookie』2012年7月号 - 8月号)• jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。
18お爺さんの膝の上の地図が、 残り二枚になったところで、僕は訊いた。 第68回 該当作品なし• きえない花の声(初出:『小説すばる』2013年1月号)• おすすめミステリーランキングを見ても、大抵今作品はランクインしていますね。
スポンサーリンク 道尾秀介おすすめ15作品をご紹介~叙述トリックの騎士が紡ぐ~ 道尾氏の作品の醍醐味は何と言っても終盤の大どんでん返しではないでしょうか。
その日の夜、恵は徹がいる大学の研究棟の屋上から投身自殺をするのでした。
直木賞受賞時のインタビュー• 「鬼の跫音」 道尾秀介 角川文庫 刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。
19〉) - 「貘」シリーズ第5作• - 『』6位、『骸の爪』7位、『』9位• 著者 道尾 秀介 出版日 2009-08-20 後日、洋一郎と凰介が徹の家を訪れると亜紀はなぜか洋一郎を避けます。 どうしてこんなに読者を翻弄してくれるのだろうと、感動すら覚えるこの作品。
15各章の最後の1ページをめくると写真が出てきて、それをじっと見ているともうひとつの真相が出てくるかもしれない、しかも全ての章を繋げて読むとまた別のものが見えてくる。 に発表した4作目の長編『シャドウ』など3長編が『』などのにおいて、上位にランクインする。
そして今回のひかりの事件。
光媒の花1(画:、2012年3月 )• そちらを拝見して、道尾さんと相談し、単行本とは内容的に大きな変更があるので、読者の方々に最初に見せる「顔」であるカバーも変えることになりました。
、「どうして犬は」が『』の「ショートショートコンテスト」に入選し掲載される。
『フリークス』(2011年4月 角川文庫)• S君の死体の発見と、 S君の作文に隠された手がかりの発見を契機に、 犬猫殺しがクローズアップされ、ミチオの探偵活動の対象が岩村先生から古瀬泰造に移っていきます。 そんな武沢が直面した、一人の女性の死。
13背の眼2(画:小池ノクト、2009年7月 幻冬舎コミックス)• 破天荒な行いを冷静に行う彼は、同じ施設で育った少女に、 「錠也くんみたいな人はね、サイコパスっていうのよ」 P90より と自らの持つ、特性を告げられます。
道尾秀介さんの「干支シリーズ」の質問です。
の第4作『』がを受賞、「」で3位に。
彼がその夜見たものは、 口を開けて笑う千手観音と、闇の中で血を流す仏像。
作者の遊び心がそんなところに出ています。
著者 道尾 秀介 出版日 2010-07-08 姫川は過去に姉を亡くしていました。
S君は首を吊って死んでいた。
向日葵の咲かない夏/ネタバレ感想 ネタバレ感想 : 未読の方はお戻り下さい > / > > 向日葵の咲かない夏 向日葵の咲かない夏/道尾秀介 2005年発表 (新潮社)/新潮文庫 み40-1(新潮社) 本書では、死んだS君が 蜘蛛に生まれ変わってミチオの前に現れるという、通常のミステリではあり得ない出来事が描かれています。
- 『ラットマン』4位、『』10位• 第29回 該当作品なし• 直木賞の副賞である賞金は、の被災者に全額寄付された。 第37回 『ルソンの谷間』• 作品の冒頭で主人公が「遠くから鬼の跫音が聞こえる。 彼女の持つ、なんでも中に入れられる 不思議ンキャンバス。
15各々の生活を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。
物語は読者の予想を裏切り、それぞれの主人公たちは意外な結末へと向かいます。
2017年8月8日閲覧。
第31回 『終身未決囚』• 父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは? そして予想不可能の結末が…。
あの男は、妹を酷い目に遭わせた から。
自分の片思いと、大人っぽいようでどこか脆さを感じさせる京也のことも少し気になりながらも普通の大学生活を送っていた静でしたが……。
Story Seller annex(2014年1月 新潮文庫)「暗がりの子供」• 第119回 『』• 『月と蟹』刊行時のインタビュー• 参考文献 [ ]• (『』と『の』で補入りしたが落選)を除けば、系のがからまでの間に獲れる賞はほぼ獲っている。
また、10月に長編小説『カエルの小指 a murder of crows』(講談社)を上梓。