また、風向の鉛直分布では、対流圏上部では強い西風が上下そろって吹いており、安定成層が形成されていることもわる。
気団解析画像 (Airmass RGB) があり、現在開発を進めています。 このサイトで公開しているデータを利用したことによって発生した損害等については、一切責任を負いません。
衛星観測画像の見方 静止気象衛星ひまわりに搭載している可視赤外放射計は、人間の目で見ることのできる「可視光」から目に見えない「赤外線」までの様々な波長帯で、電磁波の強さを観測しています。
赤外画像と水蒸気画像のカラー画像は、陸地を緑、海を青で塗り分けて作成しています。
雲が発達して積乱雲になると雲頂高度が非常に高くなるので、赤味がかった領域の中には積乱雲が含まれている可能性があることがわかります。
この色の再現過程において緑色を調節するために、Millerらによる手法(参考文献[2])の応用として、バンド2、3、4が使用されています。 オープンセル 衛星画像で、雲のない領域を取り囲んだドーナツ状あるいはU字状の雲パターンをオープンセルと呼ぶ。 関係機関に感謝いたします。
1Hillger, 2016: A Sight for Sore Eyes - The Return of True Color to Geostationary Satellites. 図1(左図)のように対流性の雲から成るオープンセルは、雲のない領域で下降し、取り囲む雲壁で上昇する鉛直循環を持つ。 なお、この地形性巻雲は、図4で示すようにDayconvectivestormRGB画像では強い上昇気流を伴った活発な積乱雲域と同じ色調となるため注意が必要である。
また、その温度によって雲から放射される赤外線の強さが異なります。
このサイトで公開している情報の内、GPV予報モデルデータは天気予報の元データですが、誤差を含んでいるため天気予報ではありません。
オープンセルは、気温と海面水温の温度差が大きいときに発現する。
もご確認ください。 複数の観測画像を組み合わせることで、強調して表示したい現象を分かりやすく表示することができます。
夜間は太陽光の反射がないことから雲は可視画像に写りません。
また、画像をより鮮明にするために、大気分子により太陽光が散乱される影響を除去するための手法(レイリー散乱補正)(参考文献[2])が利用されています。
発生する条件は、山頂付近から対流圏上部までほぼ安定成層を成し、風向がほぼ一定であることが挙げられる(小花、1981)。
気象庁ホームページのコンテンツは、に記載された「利用規約」に基づいて、利用しています。
標準的なRGB合成画像には• 日中雲解析画像 (Day microphysics RGB)• また、対流圏上・中層の水蒸気の多いところが白く、少ないところが黒く写るように処理を施し、上空の大気の湿り具合をわかりやすくしています。
雲はその高度によって温度が異なります。
この波長帯の赤外線は、大気中に存在する水蒸気によく吸収されると同時に、その水蒸気からの放射が行われる特性をもっています。
風速や風向の鉛直シアが小さい時はドーナツパターンを維持するが、鉛直シアが大きくなったり風速が強くなると環状部分が崩れたり、オープンセルパターンにはならない。
2017年6月20日11時00分(日本時)の画像(左:可視カラー画像、右:赤外画像(カラー)) トゥルーカラー再現画像 トゥルーカラー再現画像は、ひまわり8号・9号の可視3バンド(バンド1、2、3)、近赤外1バンド(バンド4)及び赤外1バンド(バンド13)を利用し、人間の目で見たような色を再現した衛星画像です。 5分ごとの気象衛星のページには、「可視画像」、「赤外画像」、「水蒸気画像」に加え、「雲頂強調画像」が掲載されています。
地形性巻雲は、山岳越えの強い風の吹く安定成層中に発生するため、巻雲を構成する氷晶の粒径は小さく、強い上昇気流を伴った活発な積乱雲域の雲頂にある氷晶と同程度の大きさとなるためである。
宇宙にあるひまわりから見えるのは雲頂部分なので、ひまわりの観測データから上記の方法を用いてわかることは雲頂高度です。
奥羽山脈東の風下に発生した地形性巻雲を示した(矢印)。
図1は、ひまわり8号のB13 赤外 画像である。
これによると、下層の風速が20kt以下のときは、多角形またはドーナツ状に見えるが、風速が20ktを超えると雲の無い部分を取り囲むリング形の雲が崩れ始め、U字形状となる。
1995より引用) 図3 True Color RGB画像 2016年2月11日00UTC 図4 地上天気図. これらの観測結果を雲画像として表示することで、見慣れた「衛星画像」となります。
こうした条件では、山脈により励起された波動が上層まで伝わり、上層が湿っていれば波動による上昇流域で地形性巻雲が発生する。
図4は、そのときの地上天気図である。