文芸創作学科を卒業した後、出版社で5年間勤務した。 そして、その生々しい悩みや葛藤が、淡々とした言葉で綴られている。 BTSやSUPER JUNIORといったK-POPアイドルのファンをはじめ、韓国の、多くの若者たちの間でも、話題になった1冊です。
自信を持てって言われても(いや元々ないし、どうやって持てば?)でしかない。
例えば私の場合だと集団に馴染めないことが長年の悩みだったんですが、これも「協調性がないとダメだ」という他人の言葉で自分を縛っていたんですよね。
先生 なのに、今のあなたはまるで自分の人生と過去が失敗だったみたいに思ってる。
我慢できないほどつらい時も、友だちの冗談に笑ったり、そうしながら心のどこかで虚しさを感じ、それでいてお腹がすいたからと、トッポッキを食べに行く自分が可笑しかった。
著者はペク・セヒさん。 誰かのある部分が好きだからといって、全てを好きになれるわけではないし、どこかが気に入らないからといって全てが嫌いになるわけじゃないですよね。
日本や韓国といった国だと集団主義が色濃く残っているので、他の人の要求に応えることが自分の要求に応えていることにすり替わってしまうことが多くて。
自分を罰する方法はいろいろありますね。
でも、政府や自治体からその状況はあまり伝えられないし、 今をどう捉えるべきかという基準が提示されてないので、みんなが迷っている印象があります。
ふたたび、ドクターの言葉から。
文芸創作学科を卒業した後、出版社で5年間勤務した。 著者ペク・セヒは、20代後半。
愛されているB級グルメみたいな感じ。
それを認めてあげるだけで充分。
私は昔、その不安や悩みを無いもののように、 見えないフリをして生きていました。
無視しないこと。 接客なども全部マニュアル通りで一言一句全部覚えさせられて。
軽度のうつと不安障害で心療内科に通院していて、先生とのカウンセリングの様子が対話形式で綴られています。
それに対して、先生は「多少嘘をつくことは誰にでもあることだし、そもそも 酔っ払いは『酔ってません』と頻繁に嘘をついてます。
どうして人は、自分がどういう状態にあるのかを率直にさらけ出さないのだろう? つらすぎて、そんな気力も残っていないのだろうか? 私はいつも得体のしれない渇きを覚え、自分によく似た人からの共感を求めていた。
「ああ、今日どん底だな」って思ったときも、その瞬間だけで人生全部を評価するのは間違っているし、悲しさや辛さも含めて人生なんだと思うべきでして。 冒頭でも言いましたが、理想の体型や美貌、仕事ができるできないに 取り憑かれて必死にもがこうとするもやっぱりカロリーが高い美味しい物は食べたくなっちゃうような、 自分のことが嫌いで変わりたいのにどこか許してしまっている、諦めがチラッと 見えているそんな0か100の間で生きている悩める人にぴったりな本になっています。
18「普通でいるためにはこうしなきゃ」「なんで私はこんなこともできないんだ」と自罰的に思ってしまう。 自分より他人の意見を気にする• うまく表現できなかった悩みの正体を知れたと同時に、自分の隠したい部分を全部書き出されているようで少し恥ずかしくなったりもしました。
おそらく人生は、受け容れることを学ぶ過程なんだと思う。
自分の人生を振り返ると、昔は王道を行きたい思いがすごく強かったんですよね。
。
もしかしたら少し憤ったかもしれなかった。
だから、そんなに自分を責めることはないです」と答えます。
感想 突然ですが、私は著者とまったく同じような病気を患っています。
一方、告白をした子は自信がない。