「世界遺産」「文化遺産」「自然遺産」とは 「世界遺産」について詳しく 「世界遺産」とは 1972年に「ユネスコ UNESCO 」総会で採択された「世界遺産条約」に基づいて、「世界遺産一覧表」に登録された、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を有する文化財や自然、その景観などの不動産の総称のことです。
18世界遺産・無形文化遺産・世界の記憶はユネスコの三大遺産事業といわれる。
ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落、あるいは陸上ないし海上利用の際立った例。
この国際協力に参加する国は「世界遺産条約」を批准しています。
ちなみに、富士山は文化遺産として登録されています。
2016年6月現在、日本では知床、屋久島、白神山地、小笠原諸島の4つが世界自然遺産として登録されています。 知床五湖やオシンコシンの滝、プユニ岬といった自然の風景の数々はダイナミックかつ繊細。
冬には壮大な流氷の景色も魅力で、「知床ブルー」と呼ばれる深い青の海と流氷が織りなす風景は息を呑むほどに神秘的です。 2 素晴らしい観光スポット、ということですか? よくある誤解ですが、世界遺産は観光の看板ではありません。
これには生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。
地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。
外部リンク [ ]• 自然遺産……213件• 世界遺産はいずれも「顕著な普遍的価値」を持つもので、遺跡や文化的景観など人の歴史の中で継承されてきたものは「文化遺産」、生態系や地形・地質、絶滅危惧動植物の生息地などは「自然遺産」、両方の性質を持つものは「複合遺産」となります。
地質学的、地形学的形成物及び脅威にさらされている動植物の種の生息地や自生地として区域が明確に定められている地域で、学術上または保存上、顕著な普遍的価値を有するもの• 原始的な自然環境をとどめる知床は貴重な動植物の宝庫で、絶滅危惧種に指定されたオオワシやシマフクロウをはじめ、エゾジカやエゾリス、ヒグマ、さらに海にはクジラやシャチ、アザラシなどが生息。 2020年7月現在の日本では「複合遺産」に該当するものはありませんが、ペルーの「マチュ・ピチュ」や、オーストラリアの国立公園である「ウルル=カタ・ジュタ国立公園」をはじめとする「複合遺産」が世界には39件あります。
4vii 類まれな自然の美や美的要素を有した自然現象、または地域を含むもの• 完全性とは、顕著な普遍的価値を構成するすべての要素が含まれており、それを維持するために十分な広さが確保され、法的保護下に置かれていることを示す。 関連項目 [ ]• 世界遺産の種別の割合。
以下ではさらに切り口を変えて世界遺産を見てみよう。
これには生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。
「 文化遺産」:「世界遺産」の分類の1つで、「顕著な普遍的価値」を有する記念物、建造物、遺跡などの文化財のこと• 基準が複数適用されている自然遺産も多くあり、4項目全てが適用された自然遺産も、(中国)、(オーストラリア)、、()、()、()など10以上存在する。
10 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。 これに対して文化遺産は建築物や構築物1つから登録できるので、たとえば北京近郊に7件、奈良県に3件もの文化遺産があるように、狭い範囲で複数の文化遺産を登録することもできるのだ。 「世界遺産」は、各国 が推薦する物件から、国際記念物遺跡会議 ICOMOS の審査を経て、21カ国 任期6年 からなる世界遺産委員会の最終審議により世界遺産リストに収録される物件の指定が行われます。
1世界の記憶……7件 世界遺産について、文化遺産・自然遺産・複合遺産の種別で世界遺産を見ると、文化遺産が77. 加えて、「『完全性』が保たれているか」、「国内法で保護が担保されているか」、「保護のための管理体制が整っているか」という点が評価されます。
かけがえのないものだからこそ、そこに人々が訪れ、触れ合い、感じ、次の世代へ伝えていくことが大切なのです。
「文化遺産」について詳しく 「文化遺産」とは 「世界遺産」の分類の1つで、世界遺産委員会の登録基準を通った「顕著な普遍的価値」を有する記念物、建造物、遺跡などの文化財のことです。
このため、自然遺産はIUCNによる自然保護区域分類が行われるのが普通である。
「 自然遺産」:「世界遺産」の分類の1つで、「顕著な普遍的価値」を有する自然や地形、越滅危惧種に指定される動植物などのこと 「世界遺産」は「顕著な普遍的価値」を有する文化財や自然、その景観などの不動産の総称のこと、「文化遺産」は「世界遺産」の分類の1つで、特に文化財のこと、「自然遺産」とは「世界遺産」の分類の1つで、特に自然や地形、越滅危惧種に指定される動植物などのことを指します。 「世界自然遺産」に登録されたエリアには、いずれも替えの効かない、その場所ならではの「自然」が育まれています。
7半島を中心にしたおよそ4万ヘクタールもの面積をもつ広大な知床国立公園には、渓流や森林、湿原、湖沼などが変化に富んだ風景を生み出しています。
人類の宝を守る、という世界遺産の本来の目的からすると、とても重要なリストと言えますね。
小笠原諸島の「世界自然遺産」としての価値 小笠原諸島の豊かで独特な自然は、平成23年6月にフランスのパリで開催された第35回世界遺産委員会において、世界自然遺産の4つの評価基準(『自然景観』『地形・地質』『生態系』『生物多様性』)のうちの『生態系』の評価基準に合致するとして評価され、同年6月29日に世界自然遺産として登録されました。
自然遺産はその資産(登録範囲)だけで生態系が維持できることを条件としているため(これを完全性という)、どうしても範囲が広くなってしまうのだ。
世界自然遺産小笠原諸島について 小笠原諸島の豊かで独特な自然の価値が認められ、平成23年6月に「小笠原諸島」が世界自然遺産として登録されました。 viii 生命の記録、進行中の地形発達の重要な地質学的過程、または重要な地形学的・自然地理学的特徴を含む、地球の歴史の主要な段階を示す顕著な例であるもの• お寺が「世界遺産」になったとしても、中にある仏像などはその対象にはなりません。 保護という面でも範囲が狭いので比較的容易ということになる。
12不登録の決議を受けた場合は再推薦が認められない。 適用基準に基準 9 を含む物件の例はを参照のこと。
自然の風景及び区域が明確に定められている自然地域で、学術上・保存上あるいは景観上、顕著な普遍的価値を有するもの 自然遺産については、各国から推薦された物件が世界遺産にふさわしいものかどうかIUCN(国際自然保護連合)が現地調査を含む専門調査を行い、評価報告書を作成して、登録・情報照会(3年以内に追加情報を提出すれば再審議が可能)・登録延期(推薦書の提出からやり直し)・不登録の4段階の勧告を行う。
適用基準に基準 8 を含む物件の例はを参照のこと。
「世界遺産」…「顕著な普遍的価値」を有するとして世界遺産リストに登録された不動産の総称 「文化遺産」…世界遺産の分類のひとつで長期間にわたって維持継承されてきた文化財 「自然遺産」…世界遺産の分類のひとつで世界的に価値がある自然現象または地域. さまざまな理由が考えられるが、最大の理由は、自然遺産は文化遺産に比べて範囲が広く保護が難しいという点にある。
3 どんなところが自然遺産になるのですが? 世界自然遺産は、表にある4つの基準のうち1つ以上を満たす必要があります。 これらの自然遺産は人類にとってかけがえのない財産であり、次世代に受け継ぐために守られるべきもの。 直後の物件名はそれに分類されている世界遺産の例である。
11「文化遺産」は、2016年現在世界中で814件の登録があり、登録件数が最も多い国は47件が 「文化遺産」として登録されている です。 「 」とは、 が共有すべき「顕著な普遍的価値」を有するとして、1972年の 総会で制定された 「世界遺産条約」に基づき、世界遺産リストに登録された や 、自然環境などの有形の の総称です。
それは、自然遺産への旅の選択が、その旅先や地球の未来を守ることにつながることを意味しています。
顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている) —より引用 日本には奈良県の「法隆寺地域の仏教建造物」や兵庫県の「姫路城」など、合わせて19件の「文化遺産」があります。
日本における世界自然遺産は、平成5年に「屋久島」「白神山地」、平成17年に「知床」が登録されており、『小笠原諸島』は4番目の登録となります。