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中村不折に続け!書道展 受賞作品並ぶ|ニュース|伊那谷ねっと

だが、そのような講演に直続する質疑応答では、決まって必ず、「誰がその受け入れをするのか?」「イベントが楽しかったのは分かったが、あなたはそれをきっかけにその地で農業をする気になったのか?」というような疑問とも批判ともつかぬ意見が会場から噴出するのである。 受け入れ側の自分たちもその時には楽しいことは分かっている。 こうした講師あるいは彼らを推薦したりする大手企業が、都会の消費者目線・旅行者目線で農業体験や農泊について語る感覚と、地域の農家目線でそれらについて語る感覚とは、完全に乖離しているのではないか? 消費者・旅行者側の視点からすれば、農業体験や田舎暮らし体験を通じて、非日常の楽しさや感動を感じられれば、ひとまずは、それでハッピー(ラッキー(?))であろう。

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「コト消費」論の欠陥 だが、農業体験や食体験・暮らし体験を受け入れる体制をどのようにして構築するかという核心問題を、脇にどけた、あるいはその領域は当該の自治体や農家・農業団体に実は任せっきりの、「農泊」による地域づくりプランなどというものがありうるのだろうか? 農業体験を受け入れることについて一歩踏み込むならば、これまでの農業経営(産地型とか地産地消型とか)に加えて(あるいはそれに換えて)、新たに体験型農業に踏み出す、経営上の利点や技術上の課題、なにより新たな形の農業を進める主体の大きさや組織形態などについての展望を見出さなければならないだろ う。 確かに、初めて農業体験を受け入れようとしている農家には、自分たちが思いもよらない所に都会の人は魅力を感じるのだということを知ることも大切なことであろう。

ドライブスルー・テイクアウトフェス|ニュース|伊那谷ねっと

総合 政治・行政 農林・水産 教育・文化・芸能 スポーツ 経済・産業・観光 医療・福祉・奉仕 社会 くらし・話題• 各店舗がテイクアウト料理を出品し、訪れた人は買い物を楽しんでいました。

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また、予約なしでも料理が購入できるよう当日販売も行われ、キッチンカー12店舗が並びました。 NEWSランキング. 「農泊による村づくり」とか「食と農と観光による地域づくり」とか言われるものは、「観光資源を掘り起こし、つなげ、セットにして売り出す」ことで進むのではなく、今ある食や農や暮らしを、その地域や集落以外の人々も参加できる形に整備し直し、それを実行する人や組織の育成を進め、一人勝ちしなくてもいいから持続可能な収益性を確保できる「新しい農業集落の形」を生み出していくことそのもののはずなのである。

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感覚の乖離に気付かない理由 だが、この感覚の乖離には、都会視点の講師や大手企業はなかなか気が付かないようだ。 「農泊」ブームの中で、消費者・旅行者目線の大手企業などの「地域づくり」提案が、外在的なものになってしまうのは、案外「コト消費」という発想そのものの欠陥の故なのかもしれない。 しかし、一部の成功例を除けば、ほとんどの地域で頭打ち状況になり、継続しきれなくなってきた取組みなのであ る。

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ニュース 中村不折に続け!書道展 受賞作品並ぶ 2021年2月3日 水 子どもたちの書初め書道展 1月29日に伊那文化会館で審査会が行われた「伊那谷で育った中村不折に続け!子どもたちの書初め書道展」の受賞作品100点が伊那市のアルプス中央信用金庫本店の多目的ホールに展示されています。 背景には、この10年の間に、都会暮らしの人々の間に驚くほどのスピードで広がった「田舎暮らし」への憧憬がある。

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もちろん、大手企業の地域サポート事業のすべてを十把一絡にして「地域を疲弊させるものだ」というつもりはない。 しかし、それを受け入れる農家の側・地域の側からすれば、それはほんの出発点に過ぎず、むしろそこから、継続的に農産物を買ってくれたり、その地を繰り返し訪れ一緒に農作業をしてくれたり、できれば移住してくれたりすることを望んでいるわけである。

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今年で8回目となる書道展には上伊那と松川町の小学校5、6年生から320点が寄せられ審査が行われました。 そうした視点からすれば、現状の「農泊」ブームは、ある意味では歓迎するべきものでもあるのだが、しかし、他面で、「このままでは『地方』はますます疲弊するばかりではないか?」と危機感を抱くこともある。

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Copyright C 2021 InaCATV. 中には、地域の実情を踏まえ、ある意味ではその地域の人々よりもはるかに真剣に、地域課題に向き合おうとしている人々も確実に存在する。 「地方創生」の流れも強く影響している。 事前予約は、約70食分用意されました。

こうしてますます「農泊」が白熱化しているのである(紙幅の関係上触れないが、現在注目を集めている「インバウンド」でも、ほとんど同様のことがいえる)。

ドライブスルー・テイクアウトフェス|ニュース|伊那谷ねっと

だが、特産果樹収穫体験を以前より受け入れてきたこの町で、農作業の繁忙期に初心者の世話を焼かなければならないことに伴う困難性や、その割には収益が少ないがゆえに継続する意欲がわかなくなっている現状をどのように打開するかの分析や提案は欠落していた。 農産物直売事業においては既に10数年前より「モノを売るのではなくコトを売れ」という言葉が言われてきた。

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また、別のB村で見た、Y情報関係業社の「農と観光の村づくり」の企画書では、農家が観光客を受け入れ、農作業をしたり田舎暮らしを楽しんだりする領域については、ほとんどすべて、「協力をお願いしたいこと」と称して農家や農業団体に企画運営を丸投げしていた。 イベントは、市内の広告代理店アドコマーシャルと、飲食店有志らが、テイクアウト料理の情報を共有したり、配達などを行っている、いーなーイーツデリバリー組合が開いたものです。

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展示会は22日まで開かれています。 マーケットインの視点がないのだ」と、農家や地域の人について考えているからだ。 これを受けて、地域づくりに取組む全国の自治体・集落が、農業体験・食文化体験・農家民泊による暮らし体験などをセットにした「新たな旅行」を受け入れられるように、ソフト面でもハード面でも、整備を進めようとしているのだ。

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アルプス中央信用金庫本店には、最高賞の中村不折賞や金・銀・銅賞を含む100点の受賞作品が展示されています。

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筆者は以前より、地域づくりには、食・農・観光の一体的な地域振興策が必要だと考えてきた。 ドライブスルーには上伊那の飲食店26店舗が参加していて、店で提供している弁当などを出品しました。

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分類から選ぶ• また他方で、人口減少から集落「消滅」へ進むと指摘された地方の自治体や住民の危機感もある。

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しかし、「農泊」の重要なファクターである農業体験や田舎暮らし体験、農家民泊などは、ここ数年のうちに新たに始まったものではなく、既に10~20年にわたり何度も繰り返し試みられてきたことだ。 地域から選ぶ• 都会の人が喜ぶのは知っている。 政府・農林水産省が「農泊」推進政策を打ち出し、そのための補助金も多額に用意されている。

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