3、対象の特徴を示す心理状態を踏まえていない 入院、治療、症状などが、心理状態に影響しているとき(不安、ストレスなど)、心理状態の変化が生活に影響を及ぼすことがあります。
看護問題がいくつか出てきたら、解決すべき問題に優先順位をつけ、根本原因や関連事項を明確化します。
・また、入院前は右手で杖を持って歩行していたが今は左手で点滴架台を支えにして歩いている。
丁寧な情報収集が出来ていないと的確なアセスメントは出来ません。
次に、問題が見つかった項目についてその原因を特定し、今後の事を予測することまでがアセスメントです。 ・右腋窩リンパ節転移あり。
この状態では、心理的に負担が大きく、不安や緊張状態が持続していくことになります。 ゴードン「11の健康機能パターン」について ゴードンは以下の表のように患者を11の領域に分けて捉えアセスメントを行うことを唱えています。
言い換えると、アセスメントが、「患者さんの特徴」を踏まえた内容になっていない、ということ。
「ずれ」の見分け方としては、アセスメントの結論から、看護診断を導き出すとき、その看護診断が、どのパターンに属するのかを確認します。
看護アセスメントを行うためにはまずしっかりとした情報収集を行い主観的情報と客観的情報に分けて整理しましょう。
よって、自己排便ができるような優先的看護が必要となるのです。
8では、ここでクイズです。
11つのパターンごとに患者さんの情報を収集・分類することで、患者さんの抱えている問題が 客観的に捉えることができ、看護診断や看護計画に繋げることができます。
自己知覚-自己概念なら、自分の性格を把握しているか、職場ではどんな役職でどういった立場なのかといったことです。
[ A]ssessment(アセスメント) Assessmentは、評価を意味し、入手した客観的な事実、それに対する援助者の評価、課題分析を記載します。
ゴードンの11の機能的健康パターン 1. ずれ防止チェックのタイミング 最終的な結論が、ずれないようにするために、前述した事柄について、少なくとも、2つのタイミングで確認をすると良いです。 ゴードンの「機能的健康パターン」って? 簡単にいうと、患者さんを看護の視点でアセスメントするための枠組みの1つ。
18合併症に伴う苦痛 感染症など• 患者の様々な観点からの情報収集を行い、その情報を基に患者に何が必要なのかを考え、場合によっては必要な医療行為を看護師が医師に提案することもあります。
活動/運動パターン 情報収集の目的• しかしながら、アセスメントは非常に重要で、治療方針を決める際の重要な材料となるため、アセスメントが適切でなければ、早期治療が難しくなり、患者の負担が大きくなってしまいます。
人間を生理的様式、自己概念様式、役割機能様式、相互依存様式の4つのシステムにより環境に適応していく生物と以下の表のように定義しています。
栄養・代謝以外のパターンに属する看護診断があがってくる場合、ずれている、ということになります。
出典: フェーズ 欲求 解説 第五段階 自己実現欲求 自分の能力を引き出し、創造的活動がしたいという欲求 第四段階 尊厳欲求 認められたい、尊敬されたいなど心理的充実に対する欲求 第三段階 社会的欲求 集団に属したい、仲間が欲しいなどの帰属に対する欲求 第二段階 安全欲求 自分の健康、生活や経済的な安定に対する欲求 第一段階 生理的欲求 食べる、寝るといった生活活動における欲求 マズローは、第一段階である「生理的欲求」が満たされていなければ、第二段階である「安全欲求」が満たされないというように、低次の欲求から段階的に満たすことが、精神的安楽に繋がると説いています。 慶應義塾大学病院、米国コロンビア大学病院勤務、自治医科大学看護短期大学、大阪大学医学部保健学科教授、京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻教授を歴任。
10栄養とか、排泄とかに比べて、イメージしにくいパターンかもしれないですね。
終わった後は、確認として。
疼痛・掻痒感・眩暈・しびれの有無と程度• 〈ゴードンの11の機能的健康パターンの分類〉 この分類に沿って情報を分類し、アセスメントしていきましょう。
実際のケアは並行して行われることが多く、日に日に患者の問題は変化していくからです。
[ S]ubject(主観) Subjectというのは主観的見解を意味し、患者本人や家族の訴えのことを指します。 そして、これらの価値観・信念によって生じている健康に対する考え方、実際の生活、健康管理って、どんななのか。
遊び、あるいはさまざまな種類のレクリエーションに参加する• では、次のクイズです。
ただ、看護過程の本をもたくさんありますし、どの参考書がいいのか迷いますよね? そこで今回、看護過程の展開の例が記載されている参考書のなかで、私がおすすめしたいものを、いくつかご紹介させていただきたいと思います。
そのため、すべての理論を基に診断ができ、看護問題を提起できるようにしておく必要があります。
1では「呼吸器の疾患」「循環器の疾患」「血液・造血器の疾患」「脳・神経系の疾患」「運動器の疾患」について No. ヘンダーソンの理論でアセスメントを行う時は、それぞれの基本的ニードが充足しているのか未充足しているのかどうかを考えることがポイントです。