実験の内容は、乳児が白ネズミに触れようとしたときに金属音を鳴らすという手続きを3回繰り返し、1週間後に再度同じ手続きを3回繰り返すというものです。 食物への唾液反応を消去した後で,同じように唾液を誘発する酢を,イヌの口へ2~3滴たらした。
8これにより、ケンカの頻度が減少すれば、これもやはりプラス(快適)な状態から、 報酬刺激を取り除くことで、 高かった行動頻度が基準値に戻っていると考えるのだ。 系統的脱感作 不安や緊張が高まる場面で、筋弛緩などの不安に拮抗する体験を行い、不安を和らげていく方法です。
3 生得というのは「生まれながらにして得ているもの」のことです。
これは,CSがいったん呈示されなくなった後にUSが開始されるので,条件づけが成立するためにはCSの刺激残効(つまり記憶痕跡)が保持されていなければならず,その保持力は時間経過とともに減衰すると考えられているからである。
また,安定して生じているベースライン行動(餌を報酬とするレバー押し行動など)をCSがどの程度抑制するかを指標として,誘発された恐怖不安反応の大きさを推定する方法(条件性抑制conditioned suppression)もある。
ただ、厳密に「学習のプロセス」で考えると、観察学習は「認知」に焦点を当てた社会的学習であり、連合学習とは異なるといえます。 というような手続きを何度も繰り返した後には、鈴を鳴らしただけで、肉片を与えなくても唾液が出るようになる。 条件づけを二分法的に分類したスキナーSkinner,B. P( パブロフ)が犬の実験で発見した学習の1つであり、「レスポンデント条件づけ」(パブロフ型条件づけ)とも言われます。
1しかし,それらの間隔がゼロであればいいというものではない。
これは私たち人間でも同じで、目の前においしそうなごちそうが運ばれてくれば、誰でも唾液(つば)が出てきますよね。
まぁ、私の場合はそれほど極端なものではないですが、こういうのを行動分析学では 恐怖症(フォビア)といいます。
レスポンデント条件づけ レスポンデント条件づけ・古典的条件づけとは、学習の一形態であり、刺激の対呈示によって刺激間に連合が起こり反応が変化容することで連合学習に分類されます。
それでもなお,設定したCSが中立だとはいえず,他のさまざまな影響が関与する可能性も指摘されている(Papini,M. でなければ強化は不可能である。
このような可能性を排除するために,条件づけ実験ではランダム・コントロールrandom controlといわれる統制手続きが用いられる。
その一つに,CSとUSの両者が呈示されるが,条件づけを成立させないほど長い刺激呈示間隔で与える方法があり,これは完全な非対呈示手続きexplicitly unpaired procedureといわれる。
この場合,CSを別々にUSと対呈示して条件づけを行なうと,いずれも相応の条件反応を誘発することから,どちらかがとくに弱いCSであったわけではない。
パブロフの犬の実験• オペラント行動に 嫌悪刺激を加え、 行動の生起頻度を低下させることを正の罰(弱化)と呼ぶ。
あらゆる生物には生理的な反応があります。
痕跡条件づけ 順行条件づけの中でも、中性刺激=条件刺激(ベルの音など)を 止めてから無条件刺激(餌など)を提示することを 痕跡条件づけと呼ぶ。
この2つの作業を繰り返します。
恐怖症とは、• たとえば,ラットの恐怖条件づけでは,音CSと電撃USを用いて訓練した場合,音CSを呈示したときに観察される凍結反応(不動反応)freezingをCRとして測定する。
条件刺激(ベルの音など)は無条件刺激(餌など)の 予報的信号となって働いている。
3 授業中、勝手に話をしていた生徒を叱ったら、私語がなくなった。 ,1972),1200Hzの純音をCS,目の近くに与えられる電気ショックをUSとして,数百回の対呈示を行なった。 これはまさにレスポンデント条件づけされている例です。
3しかも、たとえ引き取り手がいても病気があれば必ず殺処分されます。
レスポンデントは,刺激と刺激を時間的に接近させて呈示することによって,その関係をさせる条件づけconditioningの方法である。
逆行条件づけ 中性刺激=条件刺激(ベルの音など)の まえに無条件刺激(餌など)を提示することを 逆行条件づけと呼ぶ。
その一つに注意理論があり,これによれば,CSの目立ちやすさは(先行呈示のような)経験を通じて変化し,CSに対して実験対象が注意を払わなくなることによって,後の条件づけ効果を低下させるというものである(Mackintosh,N. 幼児や発達障害児などに用いられます。
しかし,この手続きでも「完全な」統制条件にはならない可能性がある。 これはおこづかいをもらうという外部からの報酬なので外発的動機づけです。
10オペラント条件付けでは、「ブザーが鳴った後にレバーを押すと、餌が出てくる」というスキナー実験に代表されるように「レバーを押す」という 自発的な行動と行動に対するフィードバックの刺激によって条件付けされる。
例えば、ベルを鳴らして食べ物を差し出すときに唾液が生じた場合の「ベル」を中性刺激と呼びます。
次にCSを呈示すると,CRがかなり回復していた。
条件性制止療法• この時の「乗り物」を見たときの「気分が悪くなる」反応が条件反応であり、「レスポンデント行動」です。
(1927)は,イヌを使った有名な唾液条件づけ実験において,食物をイヌの口に入れたときに生じる唾液分泌反射が,本来それを引き起こさない刺激(中性刺激neutral stimulus)によって誘発されることを発見した。 パブロフは音と光という中性刺激を組み合わせ(複合刺激という),食物をUSとして条件づけを行なった。 したがって,言語刺激によって内臓反射を起こすことも可能である。
10条件づけによって、中性刺激は条件反射(条件反応)を示す 条件刺激に変化する。 そして、その行動は自発的です。
無条件刺激(US:unconditioned stimulus) :• 3 出席するたびにシールをもらえることが楽しくて、ラジオ体操に毎朝通った。
反射や本能行動というと「食べ物が口に入ると唾液が出る」というような、生まれつき備わっている生理的反応と思われがちですが、経験から学習し、後天的に獲得する反射(例えば、梅干が酸っぱいと学習し「梅干を見ただけで唾液が出る」)もあります。
連合学習と観察学習 さらに一歩進んで、 「連合学習」と「観察学習」についても考えておきましょう。
続いて次のページでは、古典的条件付けに続き道具的条件付けとも呼ばれる 「オペラント条件付け」を紹介したいと思います。 これは、対呈示されることによる連合が必ずしも生起しないことを学習した結果である。
5次第に、犬は、餌が出なくてもメトロノームの音を聞いただけで唾液を出すようになります。
両者の大きな違いは、条件付けに 自発的な行動が伴うかどうかである。
アルバート坊やと白鼠の実験 生後9ヶ月の子供がネズミと遊んでいるときに苦痛と感じるレベルの強い金属音を鳴らすということを繰り返す。
古典的条件付けによる反応は、動物が遺伝によって生得的に備わっている行動(唾液反射、驚愕反射など)によって引き起こされる 自分自身ではコントロールできない不随意反応です。