これからどんどんチャンネル開設者も増やしていくつもりです。 学びとしては、会社はみんなのものというのは欺瞞であるし、実際にみんなのものにはなっていないことだろう。
16中央公論. 現実は、常にフィクションのように、あるいはうまく物語化に成功したノンフィクションのように綺麗には着地しない。 クリエイションとビジネスは不可分なものとして結びついている。
これは「法人」にも言えることだろう。
ゲンロン こども教室• ちょうど、ゲンロンカフェで東さんが登壇するイベントが締め切り直後に控えていた。
そういうチャレンジを支援していきたいですね。
(文化部 磨井慎吾) 失敗談も赤裸々に ゲンロンは東さんが中心になって平成22年に設立。
新聞の原稿は難しい。
『ゲンロン10』2019年9月(第2期開始)• ゲンロンの場合で言えば、代表が女性の上田洋子に交代したことで、読者の期待も登壇者の構えもがらりと変化した。
手を広げることの問題点と、その間違いを含めた偶然性(誤配)によって生まれる新しい可能性。
撮影=ゲンロン 『ゲンロン戦記』は、作家・思想家の東浩紀氏が哲学の実践を目指すなか、中小企業の経営者として遭遇した予期せぬ失敗やトラブルを記した奮闘記である。 ゲンロンカフェ開業、思想誌『ゲンロン』刊行、動画配信プラットフォーム開設……いっけん華々しい戦績の裏にあったのは、仲間の離反、資金のショート、組織の腐敗、計画の頓挫など、予期せぬ失敗の連続だった。 学びとしては、会社はみんなのものというのは欺瞞であるし、実際にみんなのものにはなっていないことだろう。
11『ゲンロン戦記』は、作家・思想家の東浩紀氏が哲学の実践を目指すなか、中小企業の経営者として遭遇した予期せぬ失敗やトラブルを記した奮闘記である。
もっと反メインストリームの価値観があったと思います。
新聞の原稿は難しい。
では、その関心とは何か。
ある意味で、「朝まで生テレビ!」にもあるプロレス的なものがあった。 「数」の論理とジャーナリズム 僕が長く身を置いてきたジャーナリズムの世界でも顕著になってきたが、今、もてはやされるのはスタンスが明快で、数字が取れる記事だ。
『ゲンロン4 現代日本の批評II』2016年11月• 君が気に入ってくれたのは本当に嬉しいよ」と言った。
僕が驚いたのは、原稿に対するあまりにも真摯で、誠実な姿勢だ。
しかし、なぜ東はその問題に気づくのにこれほど時間がかかったのか。
僕にはその小さな会話に、東さんの人間性が象徴されているように思えた。
それも、ただ言葉で認めているだけではなくて、その後の行動が大きく変わるのが見えることから、ああ、その反省は行動にまで影響が及ぼしているのだな、とわかるのだ。 あるいは東さんの学術的な貢献を強調したものになったとも思うのだ。
11「失敗からこそ立ち上がる希望もある」 インタビュー中、東さんは何度も「こんな失敗談で本になるのかなぁ」「また凡庸な結論なんだよ」と言っていた。 「東さん、また同じ失敗じゃないですか!」「もうちょっと詳しく、失敗で学んだことを教えてください」といった調子で、時にズケズケと、時に生意気な言葉も重ねながら、東さんが、そしてゲンロンがいかに哲学を実践してきたかを聞いていった。
それは僕が取材をする者として東さんと向き合った結果である。
東浩紀 「数」の論理と資本主義が支配するこの残酷な世界で、人間が自由であることは可能なのか? 「観客」「誤配」という言葉で武装し、大資本の罠、ネット万能主義、敵/味方の分断にあらがう、東浩紀の渾身の思想。
5』(非売品・友の会11期更新特典)• 以降、他の仕事でも付き合いが始まるようになり、会社を離れ、いちノンフィクションの書き手となった今でも続いている。
無料の広告モデルに頼らず、配信時間によって課金される仕組みが特徴。 難解な哲学を明快に論じ、ネット社会の未来を夢見た時代の寵児は、2010年、新たな知的空間の創設をめざして「ゲンロン」を立ち上げ、戦端を開く。
142月、隔月の会報である「ゲンロンエトセトラ」の発行を開始。 「失敗からこそ立ち上がる希望もある」 インタビュー中、東さんは何度も「こんな失敗談で本になるのかなぁ」「また凡庸な結論なんだよ」と言っていた。
『ゲンロン5 幽霊的身体』2017年6月• 琴柱遥『枝角の冠』(第3回ゲンロンSF新人賞受賞作)• 『ゲンロン戦記』より:お金の蓄積が自己目的化し、数に人間が振り回されるようになったときに、社会と文化は壊れていくのです。
しかし一方で、社会を維持するための友愛や連帯が必ずしもホモソーシャルなものである必要はないことも東は指摘する。
商標登録番号・第5553766号• ---------- 三浦 瑠麗(みうら・るり) 国際政治学者 1980年、神奈川県生まれ。
(2012年4月1日)• 6月「ゲンロンSF文庫」シリーズ創刊。 カリスマ的人物の実力の上に乗っかって、当たり前のように自分の食い扶持があると考えるスタッフに対する違和感。
3むしろ、これからは、僕が病気になったり死んだりしても会社を残していく方法を考えなければならないと思っています。
それにも関わらず、東さんは緊張しながら原稿を書いている。
まるで菊池寛の文藝春秋創業を思わせるような会社の滑り出しの手作り感や最先端感と、会社が実体を持ち始めていったときの大変さ。
—— 『ゲンロン戦記』の帯にも「これはぼくの考えた抵抗戦略である」という言葉がありましたが、ゲンロンが東さんなりの闘い方ということでしょうか。
僕が驚いたのは、原稿に対するあまりにも真摯で、誠実な姿勢だ。 運営会社は、ゲンロンのグループ会社である合同会社シラス。
そのような内容がひろく好意的に受け止められていることは、上で見たような「若者本」か「晩年本」ばかりの状況に違和感を抱いてきた読者層の存在を明るみに出したのではないかと與那覇は言う。
大森望 SF創作講座:2016年4月開講。
:本計画に先立って、を出願する。
ひとつひとつの商品に対して観客は貨幣を支払う。 それは僕が取材をする者として東さんと向き合った結果である。 『北海道新聞』 常見陽平氏書評• ゲンロンは、そのような意味で、つねに哲学の産院であり続けたいと考えています。
利賀セミナー• 今の時代のインターネットの問題点は何だと考えますか。
「 げんろん」はこの項目へされています。
シラスではそれは考えていません。
『ゲンロン戦記』より:ソクラテスは哲学者は産婆なのだといいました。