春の 風 を 待つ あの 花 の よう に。 尾崎喜八:ヘッセ詩集より

春の風を待つあの花のように飾らない心でいられたら|mao|note

【他出】御裳濯河歌合、西行家集、玄玉集、自讃歌、定家十体(有心様)、撰集抄、歌枕名寄、三五記、愚見抄、桐火桶、六華集、耕雲口伝、心敬私語、西行物語 【参考歌】「後拾遺集」 心あらむ人に見せばや津の国の難波わたりの春のけしきを 徳大寺実定「新古今集」(先後関係は不明) 朽ちにける長柄の橋を来てみれば葦の枯葉に秋風ぞふく 冬歌よみけるに さびしさに 堪 たへたる人のまたもあれな庵ならべむ冬の山里 (513) [新古627] 【通釈】寂しさに耐えている人が私のほかにもいればよいな。

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「慕ふ」にかかる。 弟に仲清がいる。

西行 千人万首(注釈付き)

仁平元年 1151 がに奏上した詞花集に一首採られるが、僧としての身分は低く、歌人としても無名だったため「よみびと知らず」としての入集であった。

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それが私の悩みだ 私があまりに多くの彩られた仮面をかぶって あまりに巧みに演じる仕方や、 自分や他人をあまりにうまくたばかる仕方を覚えたこと、 それが私の悩みだ。 未来は、世界成就は、 もう彼を必要としないのだ。

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それならば新しい毎日は、私に 新しい友らや新しい兄弟たちを見せなくてはならない、 私が苦痛を感ぜずにあらゆる力を称讃し、 すべての星の客となり友となることができるようになるまで。 西行は花の歌によって「我が心」「我が身」を見つめ続け、またその二つの関わり方を注視し続けて飽きなかった。

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『西行法師家集』の詞書は「遠近に雁を聞くといふことを」、新古今集は「題しらず」。

春の童謡・唱歌・日本のうた

月と紅葉の名所。 【補記】牽牛・織女が一夜を共にした翌朝であるから、自分も後朝 きぬぎぬ を擬装して庭の朝露を踏んだ跡を付けておこうというのである。 Giorgione 我が母に お話したいことがたくさんありました。

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【他出】山家心中集、御裳濯河歌合、西行家集、御裳濯和歌集 【本歌】「後撰集」 我ならぬ草葉もものは思ひけり袖より外における白露 月 播磨潟 はりまがたなだのみ沖に漕ぎ出でてあたり思はぬ月をながめむ (311) 【通釈】播磨潟の灘の沖に舟で漕ぎ出て、周囲を気にする必要のない月を心ゆくまで眺めよう。 【他出】西行物語 東山にて人々年の暮に思ひを述べけるに 年暮れしそのいとなみは忘られてあらぬ様なるいそぎをぞする (574) [玉葉2060] 【通釈】年が暮れた、その時の恒例の行事は忘れてしまって、 出家した今は昔と異なるさまの正月の準備をするのだ。

西行 千人万首(注釈付き)

それでもこれを読んでいると ふしぎにも胸の痛みが忘られて行くようです。 掲出歌は「苔の下水」という幽かな上にも幽かな水流に焦点をあて、細やかに感覚をはたらかせつつ、水が「道を求む」と言って、自然に意志があると見なし、力動感ある春の始まりの時を描き出した。

俊成は『御裳濯河歌合』の判詞で「宮木野の原思ひやれる心、猶をかしく聞こゆ」と評し勝を付けた。

春待つ花のように 歌詞 GARNET CROW ※ www.eurekafg.com.au

歌枕「山田の原」への思い入れを共有せずして、この歌の深い心は解り難い。 【他出】御裳濯河歌合、西行家集、定家八代抄、詠歌大概、近代秀歌、八代集秀逸、時代不同歌合、六華集、題林愚抄 【主な派生歌】 もよほすもなぐさむもただ心からながむる月をなどかこつらん 思ひやるそなたの空もしぐるなりかこちがほなる雲の色かな ともすればかこちがほなる涙かな老となる身は人のとがかは 禅心[続後拾遺] つらかりし人ならなくに打佗びてかこちがほなる秋の夕ぐれ くまもなき折しも人を思ひ出でて心と月をやつしつるかな (644) [新古1268] 【通釈】隈もなく照っている折しも、恋しい人を思い出して、自分の心からせっかくの明月をみすぼらしくしてしまったよ。 そして疲れた目をとじて、 かなた夢の国の 母のもとへ私は行きたい。

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奈良の野には、あしびの花がきれいに咲き、あふれるような春の日ざしがふりそそいでいました。

西行 千人万首(注釈付き)

又詠み出すところの言句は、皆是真言にあらずや。

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上弦・下弦の月。 【他出】山家心中集、西行家集、西行物語、題林愚抄 年の暮に、人のもとへつかはしける おのづから言はぬを慕ふ人やあるとやすらふほどに年の暮れぬる (576) [新古691] 【通釈】言葉をかけない私を、ひょっとして、慕ってくれる人もあるかと、ためらっているうちに、年が暮れてしまいました。