「戦」と「兢」はどちらも同じ漢字が続くので、踊り字の「々」で表記するようになったと考えられています。 字が異なりますが「戦戦兢兢」と書き記されており「慎重にに行動すること」という意味で使われています。 微妙なニュアンスを使いこなそう! 四字熟語は伝えたい意味を的確に伝えたり、意味を強めて相手に自分の意思をしっかり伝えることができます。
2それだけに、常に冷静な精神状態を保つことが、とても大事なのですが、言うことは簡単でも、実際にそのような冷静さを維持することは、困難なことです。 戦々恐々の例文• こちらは、字から予想がつきやすいので皆さんもなんとなく知っている意味ではないでしょうか。
「戦」という漢字は、「たたかう」という訓読みが一般的ですが、「おののく」と読む場合があります。
この表現の中にある 「戦々」には、 「恐怖によって、抑えることができないほどに震えてしまう」という意味があり、さらに 「恐々」には 「恐れて慎む様子」の意味が込められています。
前向きに「戦々恐々」としていきましょう!. 「久しぶりに傑作」と林先生、スタジオからはどよめきが…あれあれ? 【ことば検定】答えの解説 ここから答えの解説です。
「戦々慄々」は恐怖のあまり心身が震えガタガタと怯える様子を指し、「小心翼翼」は気が小さくものごとにビクビクしている様子を表しています。 「意気消沈」や「我田引水」のように、前の二字熟語と後ろの二字熟語が主語・述語の関係や修飾・被修飾の関係であるもの。 使う場面によって意味が異なってくるので、日常生活においてこの言葉を使いこなせると、会話の相手との状況の理解度を深めたり、コミュニケーションの潤滑剤にもなりますね。
17「tremble」は「動揺する、身震いする」、「fear」は「恐れ」なので、直訳すると 「恐怖にふるえる」という意味になります。 このように、熟語単体で使うよりも四字熟語として使うことによって、その本来の意味をより強く深く相手に伝えることが出来ます。
これは、「崖のような深い淵をのぞきこむように、薄い氷の上を歩くように、身を慎んで行動すること」を意味します。
最初の具体例では、山岳地帯で遭難した人を救出すべく必至な活動が行われていますが、心の中では「どうなるかわからない」という先行きの不安を募せた心情を表しています。
薄い氷の上を歩く時、また深い溝の淵をのぞき込む時、人はどれだけ不安で恐れをなした気持ちになるでしょうか?この不安定で暗鬼な状況を言葉として表し、四字熟語として完成させたのが「戦々恐々」です。
類義語や対義語と合わせて、意味や使い方をしっかりと理解するようにしましょう。 もともと「戦々恐々」での「戦」は、戦う(たたかう)意味ではなく、「おびえる」ことを表す「戦く(おののく)」の意味で使われています。 また、「戦々恐々」の「兢(きょう)」という漢字は、「競走」「競技」などで使われる「競」と間違えやすいので注意しましょう。
8この同じ意味の熟語を重ねて四字熟語にすることで意味を増し、「おそれおののく様子」を表します。 【例文】• これが一般的によく知られている戦々恐々の意味ですが、実は「物事に対して腰を低く構え、慎みを持って謙虚にしている様子」という意味もあります。
漢字からはイメージ出来ないような意味で使われることもあるんですね。
このように文脈に合った使い方をするようにしましょう。
昨晩ゲームが止められず徹夜した 挙句、会社に遅刻するという失態をおかした。
敢えて暴虎せず 敢えて馮河せず 人その一を知って その他を知るなし 戦々恐々として 深淵に臨むがごとく 薄氷を踏むがごとし 『詩経』小雅「小旻(しょうびん)」より 素手で虎と戦ったり、黄河を歩いて渡るような無茶無謀なことはしてはいけない。 「戦々恐々」の対義語は「大胆不敵」や「泰然自若」 一方「戦々恐々」の対義語は「大胆不敵(だいたんふてき)」や「泰然自若(たいぜんじじゃく)」です。
「ことば検定」今日の問題 戦々恐々、元々何についての言葉? 青 戦場での作戦 赤 君主を諫める言葉 緑 鉛筆でつつかないで ことば検定の答え 答えは 赤 君主を諫める言葉 ヒント:「戦々恐々」の語源は、「詩経(しきょう)」と呼ばれる中国の書物に記載された、「戦戦兢兢 如臨深淵 如履薄氷」だとされています。 修飾・被修飾の関係(責任転嫁、心機一転)• こちらは、意味を知らなかった人も多いのではないでしょうか。
「戦々恐々」の意味と語源は? 「戦々恐々」の語源と意味からみていきます。
「社長と二人で食事なんて、戦々恐々以外のなにものでもないよ…」• ぜひ日々の会話のためにも参考になさってください。
「詩経」の一説に「戦戦兢兢 如臨深淵 如履薄氷」という部分があり、「薄く張った氷上を歩くかのごとく、また深い溝淵をのぞき込むかのごとく、慎重に謙虚に行動すること」という意味で書き記されています。
国際的な環境にいる人はぜひマス ターしてみて下さい。 まとめ 以上、「戦々恐々」について、ご紹介してきました。
表現豊かなコミュニケーションをしてみてはいかがでしょうか。
詩経の一説には「戦戦兢兢、如臨深淵、如履薄氷」とあります。
:物事に対して少しも動じないこと。
「戦々恐々」の言い換え• 兢兢は「緊張して恐れるさま、恐れて戒め慎むさま」という意味を持っています。 (敵陣での勝負は戦々恐々とする。
ですから、「戦々恐々」には、本来"びくびくする様子"だけではなく、"おそれつつしむ様子"という意味もあるのです。
「戦々恐々」の語源となった「詩経」は孔子が門下生の教育を行うために、前9世紀から前7世紀にかけて編篇されたものだと言われていますが、「戦々恐々」以外にも「有終の美(ゆうしゅうのび)」や「他山の石(たざんのいし)」など、多くの言葉が由来する書物です。
戦々恐々の由来 「戦々恐々」とは、元々は中国の「詩経」にある言葉で、当時の王様、幽王を諫めるための言葉でした。
「戦々恐々」を英語で表現すると? 最後に「戦々恐々」の英語フレーズについて触れてみます。 「戦」には、 「先端が両股になっているはじき弓」の形と 「先端に刃のついた矛」の象形から 「たたかう」を意味するようになりました。 「いよいよ入試を明日に控えているだけあって、みんな戦々恐々としている。
1試験で赤点を取ってしまい、母親に見せることを考えると戦々恐々とした気分だ 言葉は、その人の性格を表すものや人ではなく状況を表すものなど、言葉によってある程度はテンプレートが決まっているので例文をたくさんみると正しい使い方が自然とできるようになります。 こちらの意味は知らなかったという人も少なくないのではないでしょうか。
読み方 せんせんきょうきょう 意味 緊張したり恐れたりしてびくびくする様子 語源 中国の書物である詩経の「戦戦兢兢として、深き淵に臨むが如く、薄き氷を履むが如し」という内容が由来 類義語 ・戦戦慄慄(せんせんりつりつ) ・小心翼翼(しょうしんよくよく) 英語表現 ・filled with trepidation(恐怖でいっぱい) ・trembling with fear(恐怖に震える) 人生にとってメリハリは大事です。
この具体例を見てみると、職場内では経験も浅く若手であるため、先輩や上司を目の前に不安と恐怖で怯えているような様子がうかがわれます。
「戦々恐々」は「せんせんきょうきょう」と読みます。