公家の間ではたびたび歌合が開かれ数々の有名な和歌が誕生しました。 めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲隠れにし夜はの月かな 紫式部 58. 「言葉にならない想い」という点で百人一首と通ずるものがあるのでしょう。 用途に合わせて自由に印刷して活用してください。
3ゆらのとを渡る舟人かぢを絶え行くへも知らぬ恋の道かな 曾禰好忠 47. 赤い文字は 「決まり字」です。
現代ではその百人の和歌をかるたにしたものを「百人一首」と呼ぶ人もいます。
国語力の向上:漢文や古文に抵抗なく取り組むことができる。
明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな 藤原道信朝臣 53. おほけなくうき世の民におほふかなわが立つそまに墨染の袖 前大僧正慈円 96. 「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」は、上の句の始まりの音が1つしかない「一枚札」の和歌のグループです。
おおえやま いくののみちの とおければ またふみもみす あまのはしたて おおけなく うきよのたみに おおうかな わかたつそまに すみそめのそて おおことの たえてしなくば なかなかに ひとをもみをも うらみさらまし おぐらやま みねのもみじば こころあらば いまひとたひのみ ゆきまたなむ おとにきく たかしのはまの あだなみは かけしやそての ぬれもこそすれ おもいわび さてもいのちは あるものを うきにたへぬは なみたなりけり おくやまに もみじふみわけ なくしかの こゑきくときそ あきはかなしき わがいおは みやこのたつみ しかぞすむ よをうちやまと ひとはいふなり わがそでは しおひにみえぬ おきのいしの ひとこそしらね かはくまもなし わすらるる みをばおもわず ちかいてし ひとのいのちの をしくもあるかな わすれじの ゆくすえまでは かたければ けふを かきりのいのちともかな わたのはら こぎいでてみれば ひさかたの くもゐにまかふ おきつしらなみ わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと ひとにはつけよ あまのつりふね わびぬれば いまはたおなじ なにわなる みをつくしても あはむとそおもふ 「な」は上の句が同じ音で始まる和歌が8つある「八枚札」のグループです。 プリントに印刷に、ご自由にどうぞ。
4百人一首を覚えると国語力、歴史力、表現力がついていくので中学生になってからも役に立ちますよ。
この小倉百人一首が完成したのは、1235年5月27日。
小倉百人一首は百人の歌人の歌を一首ずつ集めた秀歌撰として最古のもので、現在ある様々な種類の百人一首はこの小倉百人一首を模して作られたものです。
ということはほぼありません。
・・・下の句の印刷が可能です。
風をいたみ岩打つ波のおのれのみくだけてものを思ふ頃かな 源重之 49. 四枚札のグループを頭に入れる覚え方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
歌番 歌人 上の句 下の句 天智天皇 あきのたの かりほのいほの とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ 持統天皇 はるすぎて なつきにけらし しろたへの ころもほすてふ あまのかぐやま 柿本人麻呂 あしびきの やまどりのをの しだりをの ながながしよを ひとりかもねむ 山部赤人 たごのうらに うちいでてみれば しろたへの ふじのたかねに ゆきはふりつつ 猿丸大夫 おくやまに もみぢふみわけ なくしかの こゑきくときぞ あきはかなしき 大伴家持 中納言家持 かささぎの わたせるはしに おくしもの しろきをみれば よぞふけにける 阿倍仲麻呂 あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いでしつきかも 喜撰 喜撰法師 わがいほは みやこのたつみ しかぞすむ よをうぢやまと ひとはいふなり 小野小町 はなのいろは うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに 蝉丸 これやこの いくもかへるもわかれては しるもしらぬも あふさかのせき 小野篁 参議篁 わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと ひとにはつげよ あまのつりぶね 遍昭 僧正遍昭 あまつかぜ くものかよひぢ ふきとぢよ をとめのすがた しばしとどめむ 陽成天皇 陽成院 つくばねの みねよりおつる みなのがは こひぞつもりて ふちとなりぬる 源融 河原左大臣 みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに みだれそめにし われならなくに 光孝天皇 きみがため はるののにいでて わかなつむ わがころもでに ゆきはふりつつ 在原行平 中納言行平 たちわかれ いなばのやまの みねにおふる まつとしきかば いまかへりこむ 在原業平 在原業平朝臣 ちはやぶる かみよもきかず たつたがは からくれなゐに みづくくるとは 藤原敏行 藤原敏行朝臣 すみのえの きしによるなみ よるさへや ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ 伊勢 なにはがた みじかきあしの ふしのまも あはでこのよを すぐしてよとや 元良親王 わびぬれば いまはたおなじ なにはなる みをつくしても あはむとぞおもふ 素性 素性法師 いまこむと いひしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな 文屋康秀 ふくからに あきのくさきの しをるれば むべやまかぜを あらしといふらむ 大江千里 つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わがみひとつの あきにはあらねど 菅原道真 菅家 このたびは ぬさもとりあへず たむけやま もみぢのにしき かみのまにまに 藤原定方 三条右大臣 なにしおはば あふさかやまの さねかづら ひとにしられで くるよしもがな 藤原忠平 貞信公 をぐらやま みねのもみぢば こころあらば いまひとたびの みゆきまたなむ 藤原兼輔 中納言兼輔 みかのはら わきてながるる いづみがは いつみきとてか こひしかるらむ 源宗于 源宗于朝臣 やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめもくさも かれぬとおもへば 凡河内躬恒 こころあてに をらばやをらむ はつしもの おきまどはせる しらぎくのはな 壬生忠岑 ありあけの つれなくみえし わかれより あかつきばかり うきものはなし 坂上是則 あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき 春道列樹 やまがはに かぜのかけたる しがらみは ながれもあへぬ もみぢなりけり 紀友則 ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく はなのちるらむ 藤原興風 たれをかも しるひとにせむ たかさごの まつもむかしの ともならなくに 紀貫之 ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににほひける 清原深養父 なつのよは まだよひながら あけぬるを くものいづこに つきやどるらむ 文屋朝康 しらつゆに かぜのふきしく あきののは つらぬきとめぬ たまぞちりける 右近 わすらるる みをばおもはず ちかひてし ひとのいのちの をしくもあるかな 源等 参議等 あさぢふの をののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこひしき 平兼盛 しのぶれど いろにいでにけり わがこひは ものやおもふと ひとのとふまで 壬生忠見 こひすてふ わがなはまだき たちにけり ひとしれずこそ おもひそめしか 清原元輔 ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ すゑのまつやま なみこさじとは 藤原敦忠 権中納言敦忠 あひみての のちのこころに くらぶれば むかしはものを おもはざりけり 藤原朝忠 中納言朝忠 あふことの たえてしなくは なかなかに ひとをもみをも うらみざらまし 藤原伊尹 謙徳公 あはれとも いふべきひとは おもほえで みのいたづらに なりぬべきかな 曽禰好忠 ゆらのとを わたるふなびと かぢをたえ ゆくへもしらぬ こひのみちかな 恵慶 恵慶法師 やへむぐら しげれるやどの さびしきに ひとこそみえね あきはきにけり 源重之 かぜをいたみ いはうつなみの おのれのみ くだけてものを おもふころかな 大中臣能宣 大中臣能宣朝臣 みかきもり ゑじのたくひの よるはもえ ひるはきえつつ ものをこそおもへ 藤原義孝 きみがため をしからざりし いのちさへ ながくもがなと おもひけるかな 藤原実方 藤原実方朝臣 かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひを 藤原道信 藤原道信朝臣 あけぬれば くるるものとは しりながら なほうらめしき あさぼらけかな 藤原道綱母 右大将道綱母 なげきつつ ひとりねるよの あくるまは いかにひさしき ものとかはしる 高階貴子 儀同三司母 わすれじの ゆくすゑまでは かたければ けふをかぎりの いのちともがな 藤原公任 大納言公任 たきのおとは たえてひさしく なりぬれど なこそながれて なほきこえけれ 和泉式部 あらざらむ このよのほかの おもひでに いまひとたびの あふこともがな 紫式部 めぐりあひて みしやそれとも わかぬまに くもがくれにし よはのつきかな 大弐三位 ありまやま ゐなのささはら かぜふけば いでそよひとを わすれやはする 赤染衛門 やすらはで ねなましものを さよふけて かたぶくまでの つきをみしかな 小式部内侍 おほえやま いくののみちの とほければ まだふみもみず あまのはしだて 伊勢大輔 いにしへの ならのみやこの やへざくら けふここのへに にほひぬるかな 清少納言 よをこめて とりのそらねは はかるとも よにあふさかの せきはゆるさじ 藤原道雅 左京大夫道雅 いまはただ おもひたえなむ とばかりを ひとづてならで いふよしもがな 藤原定頼 権中納言定頼 あさぼらけ うぢのかはぎり たえだえに あらはれわたる せぜのあじろぎ 相模 うらみわび ほさぬそでだに あるものを こひにくちなむ なこそをしけれ 行尊 大僧正行尊 もろともに あはれとおもへ やまざくら はなよりほかに しるひともなし 周防内侍 はるのよの ゆめばかりなる たまくらに かひなくたたむ なこそをしけれ 三条天皇 三条院 こころにも あらでうきよに ながらへば こひしかるべき よはのつきかな 能因 能因法師 あらしふく みむろのやまの もみぢばは たつたのかはの にしきなりけり 良暹 良暹法師 さびしさに やどをたちいでて ながむれば いづこもおなじ あきのゆふぐれ 源経信 大納言経信 ゆふされば かどたのいなば おとづれて あしのまろやに あきかぜぞふく 祐子内親王家紀伊 おとにきく たかしのはまの あだなみは かけじやそでの ぬれもこそすれ 大江匡房 権中納言匡房 たかさごの をのへのさくら さきにけり とやまのかすみ たたずもあらなむ 源俊頼 源俊頼朝臣 うかりける ひとをはつせの やまおろしよ はげしかれとは いのらぬものを 藤原基俊 ちぎりおきし させもがつゆを いのちにて あはれことしの あきもいぬめり 藤原忠通 法性寺入道前関白太政大臣 わたのはら こぎいでてみれば ひさかたの くもゐにまがふ おきつしらなみ 崇徳天皇 崇徳院 せをはやみ いはにせかるる たきがはの われてもすゑに あはむとぞおもふ 源兼昌 あはぢしま かよふちどりの なくこゑに いくよねざめぬ すまのせきもり 藤原顕輔 左京大夫顕輔 あきかぜに たなびくくもの たえまより もれいづるつきの かげのさやけさ 待賢門院堀河 ながからむ こころもしらず くろかみの みだれてけさは ものをこそおもへ 徳大寺実定 後徳大寺左大臣 ほととぎす なきつるかたを ながむれば ただありあけの つきぞのこれる 藤原敦頼 道因法師 おもひわび さてもいのちは あるものを うきにたへぬは なみだなりけり 藤原俊成 皇太后宮大夫俊成 よのなかよ みちこそなけれ おもひいる やまのおくにも しかぞなくなる 藤原清輔 藤原清輔朝臣 ながらへば またこのごろや しのばれむ うしとみしよぞ いまはこひしき 俊恵 俊恵法師 よもすがら ものおもふころは あけやらで ねやのひまさへ つれなかりけり 西行 西行法師 なげけとて つきやはものを おもはする かこちがほなる わがなみだかな 寂蓮 寂蓮法師 むらさめの つゆもまだひぬ まきのはに きりたちのぼる あきのゆふぐれ 皇嘉門院別当 なにはえの あしのかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや こひわたるべき 式子内親王 たまのをよ たえなばたえね ながらへば しのぶることの よわりもぞする 殷富門院大輔 みせばやな をじまのあまの そでだにも ぬれにぞぬれし いろはかはらず 九条良経 後京極摂政前太政大臣 きりぎりす なくやしもよの さむしろに ころもかたしき ひとりかもねむ 二条院讃岐 わがそでは しほひにみえぬ おきのいしの ひとこそしらね かわくまもなし 源実朝 鎌倉右大臣 よのなかは つねにもがもな なぎさこぐ あまのをぶねの つなでかなしも 飛鳥井雅経 参議雅経 みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり 慈円 前大僧正慈円 おほけなく うきよのたみに おほふかな わがたつそまに すみぞめのそで 西園寺公経 入道前太政大臣 はなさそふ あらしのにはの ゆきならで ふりゆくものは わがみなりけり 藤原定家 権中納言定家 こぬひとを まつほのうらの ゆふなぎに やくやもしほの みもこがれつつ 藤原家隆 従二位 従二位家隆 かぜそよぐ ならのをがはの ゆふぐれは みそぎぞなつの しるしなりける 後鳥羽天皇 後鳥羽院 ひともをし ひともうらめし あぢきなく よをおもふゆゑに ものおもふみは 順徳天皇 順徳院 ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なほあまりある むかしなりけり. 「花の色は」と来たら「我が身世にふる」とすんなり出てきやすい歌なのでぜひ覚えておきましょう。
上の句が「な」で始まる和歌の覚え方を見てみましょう。
朝ぼらけ宇治の川霧絶え絶えにあらはれわたる瀬々の網代木 中納言 藤原 定頼 65. 歌番は詳細へのリンクとなっています。
表現力と感性に富んだ短歌が持ち味の歌人が織りなす百人一首の世界を楽しんでみるのもいいでしょう。 いにしえの ならのみやこの やえざくら けふここのへに ほひぬるかな いまこんと いいしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいてつるかな いまはただ おもいたえなんとばかりを ひとつてならて いふよしもかな ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ すゑのまつやま なみこさしとは ちぎりおきし させもがつゆを いのちにて あはれことしの あきもいぬめり ちはやぶる かみよもきかず たつたがわ からくれなゐに みつくくるとは ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しつこころなく はなのちるらむ ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなそむかしの かににほひける ひともおし ひともうらめし あじきなく よをおもふゆゑに ものおもふみは きりぎりす なくやしもよの さむしろに ころもかたしき ひとりかもねむ きみがため おしからざりし いのちさえ なかくもかなと おもひけるかな きみがため はるののにいでて わかなつむ わかころもてに ゆきはふりつつ 「は・や・よ・か」は「四枚札」のグループです。
この歌は田子の浦に出かけたら富士山に雪が降っていたというシンプルな句で、旅の情景を詠んだものです。
同じ音で始まる和歌が4つありますから、最初の一字で取り札を判断することは出来ません。
私が中学生の時は「百人一首大会」が授業の一環で開催されるなど、百人一首は古典の勉強をするのにとても身近ないい教材でした。
来ぬ人をまつほの浦の夕なぎにやくやもしほの身もこがれつつ 権中納言 藤原 定家 98. 「覚えなさい」と言われて宿題のように半強制的に覚えるよりは、抵抗のない低学年のころから、遊びを通じて慣れ親しんでおけば、子供にとっても負担は軽くなるはずです。 「あ」で始まる和歌は16首と多いですが、まずは以下の表の太字の所を覚えるようにしましょう。 滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ 大納言 藤原 公任 56. 上の句の「田子の浦に」から「田子の」、下の句の「富士の高嶺に」から「富士」を摂って語呂合わせしていますね。
18きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろにころもかた敷きひとりかも寝む 後京極摂政前太政大臣 藤原良経 92. むらさめの露もまだひぬまきの葉に霧たちのぼる秋の夕暮 寂蓮法師 88. そうすると繰り返し学習と同じ効果が得られ、早く覚えることができて、早い段階で暗記することができるでしょう。 古今集:24首• 嵐吹くみむろの山のもみぢ葉は竜田の川のにしきなりけり 能因法師 70. しかし根底にある基本は「楽しむこと」であることを覚えておいてくださいね。
この「うっかりハゲ」は有名な語呂合わせで、「うっかりハゲ」と聞くとちょっと笑ってしまいそうになりますが、きちんと下の句が出てきそうないい語呂合わせですね。
ちぎりおきしさせもが露を命にてあはれ今年の秋もいぬめり 藤原基俊 76. そして「色紙和歌」とある通り、この百人一首は小倉山荘の襖を和歌の色紙で飾る為に藤原定家に選出させたものだったのです。
歌番号順は、ひらがなと漢字かなまじり表記の両方を記載しています。
百人一首が作られたのは1235年のことです。 13世紀とは1201年から1300年までを指し、この頃に活躍した歌人の和歌が多く採用されています。
ではそもそも「百人一首」とは何でしょうか?簡単に言うと「百人一首」は和歌のかるたのことを言います。
今はただ思ひ絶えなむとばかりを人づてならで言ふよしもがな 左京大夫 藤原 道雅 64. 実践的なのは、上の句の5文字(五色百人一首なら5文字で被ることはありません。
いにしへの奈良の都の八重桜今日九重ににほひぬるかな 伊勢大輔 62. (歴史・意味・ルール)• 逆に二字決まり、三字決まりは数が多いので、余裕があったら少しずつ覚えるといいですね。
拾遺集:11首• 例えば「一字決まり」の場合は、上の句の最初の一文字を読んだだけで下の句の札を見つけることが可能です。 もちろんその人によって合う合わないがあるとは思いますが、書いて覚えると体も覚えてくれるので忘れにくくなります。 浅茅生の小野のしの原忍ぶれどあまりてなどか人の恋しき 参議 源 等 40. ・・・百人一首をするうえで大切な『決まり字』 覚えやすい所から是非!• この決まり字を覚えておけば、百人一首をしていても早く下の句の札を見つけることが出来るので、楽しく遊べると思います。
その後元禄時代になると『和歌かるた』が『小倉百人一首』のことを指すようになり、一般にもなじみのあるものになっていきました。 2つ目の音が「か」のものが2つありますから、2つ目の音が「か」だった場合は次の一字と下の句の最初を頭に入れておきましょう。
人はいさ心も知らずふる里は花ぞ昔の香に匂 にほ ひける 紀貫之 36. ぜひ「札落とし」をお使い頂いて、試合に勝つために必要な「取り札」から「決まり字」を思い出すことのできる記憶の強化をしてください。
しかし、のちのち百人一首をやっていくのなら、本来の100枚の決まり字を覚えた方が実践的です。
しかし、書いて覚える暗記法はそれなりに暗記に費やす時間も必要になります。
世の中は常にもがもななぎさ漕ぐあまのを舟の綱手かなしも 鎌倉右大臣 源実朝 94. 歎けとて月やはものを思はするかこち顔なるわか涙かな 西行法師 87. そんな中多くの和歌集が作られていきます。
付け焼き刃でできる暗記法ではないことは頭に入れておいてくださいね。 長らへばまたこの頃やしのばれむうしと見し世ぞ今は恋しき 藤原清輔朝臣 85. 読み手が「む」と最初の一字を読めば取り札が分かるという一字決まりの覚え方を紹介しますので、表の太字の部分を覚えましょう。
上の句の「おほけなく(おおけなく)」から「OK」、下の句の「我が立つ杣に」から「わかった」を取って語呂合わせしています。
「法性寺入道前関白太政大臣」「入道前太政大臣」「蝉丸」の3人はローカルルールによっては坊主札として取り扱われない場合があります。
なには江のあしのかり寝のひとよゆゑ身をつくしてや恋ひわたるべき 皇嘉門院別当 89. スマホなどでお気に入り(ブックマーク)に登録して、何度も見ると覚えやすいです。