さて、肝心の「どうかしてる逸話」についてです。 たとえば宮沢賢治は、 法華経の説話を読み、ベジタリアンになることを決意したそうです。
逸話は、泉鏡花の潔癖症が徹底していて面白かった。 内田百間は借金をすることに慣れすぎてしまい、 借金のことを「錬金術」と呼んでいたそうです。
文体も取っ付き易く、文豪達の趣味や猫好きの人が多いのが分かり、今までは作品からのイメージでちょっと遠い存在の文豪達が人間味のある、身近に感じられましたが、何者にも囚われない豪快奔放の作家さん達、さぞかし奥さん達は大変でしたでしょうね。
・尾崎紅葉、友人を捨てた元カノを責め、バイト先に殴りこみに行く。
文豪たちの破天荒なエピソードが詰まった一冊です。
正岡子規は『古今和歌集』を「しょーもない」と酷評したといいます。
坂口安吾は入ってきた原稿料をほとんどすべて酒に使ってしまったそうです。
2019年、太宰治、芥川龍之介、坂口安吾、泉鏡花、中原中也ら27人の作家、詩人のどうかしてる逸話を集めた初の著書「文豪どうかしてる逸話集」を出版。
中将タカノリ(以下「中将」):文豪たちの猫好きエピソード、いずれも興味深い内容でした。
etc 意外と文豪の作品を読んでなかったので、文豪の人となりを面白おかしく知るには最高の一冊だった!変人が多いんだろうなとは思っていたけど、やっぱりねー 笑 というトリビアが満載。
内田百間は借金をすることに慣れすぎてしまい、 借金のことを「錬金術」と呼んでいたそうです。 谷崎潤一郎はやっぱり変態だったし、莫大な印税を使って覗き部屋を作った永井荷風なんてもう。 文豪の皆さんは小説作品以外にいわゆる随筆と言われるものもたくさん残していますが、これもすごく面白いんです。
まぁもちろん笑って笑って笑うけど。 以上がおもな内容です。
文豪たちの憂鬱語録 リンク 文豪たちの負の部分に注目して語録を集めた作品。
もう好きで好きで、ノートに芥川の名前を書き連ね、似顔絵もいっぱい。
・「ブンゴウ泣きたい夜しかない。
相関図を見ると作者同士の影響が分かりやすいです。 ベタですが僕は『こころ』が大好きです。 (2020年12月16日 08時34分現在) 通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
8そこには「太宰は自らの経験をもとに『走れメロス』を書いたが、実際は全然走っていないどころか友人を見捨てた」とゴシック体で書かれている。
「どうかしてる逸話」をこれでもかと列挙していても、この文章で救われる。
芥川賞直木賞の設立も含め、菊池寛がいなかったら今の文学界はだいぶ違ったものだったんじゃないかと思います。
お酒にお金に女と、なんだか俗っぽくて笑えるエピソードを知ると、文豪たちが身近に感じられるとともに、作品への興味も俄然高まるかもしれません。
第二章 夏目漱石一門と猫好きな文豪たち 第三章 紅露時代の几帳面で怒りっぽい文豪たち(尾崎紅葉と幸田露伴のこと) 第四章 谷崎潤一郎をめぐる複雑な恋愛をした文豪たち 第五章 菊池寛を取り巻くちょっとおかしな文豪たち 何度読んでも笑うのが「芥川龍之介が大好きすぎる太宰治」。 この本に出てくる作家の本は半分以上は読んでいると思うけど、改めて青空Kindle で読んでみたい。 自分は途中で読むのやめた本たくさんあります(笑)。
1・谷崎潤一郎、佐藤春夫に奥さんを譲渡するも、「やっぱり返して」と言い出す。
『文豪どうかしてる逸話集』(KADOKAWA). 文豪、どうかしています。
このような有事の時は特に本が持つ力が発揮されたように感じます。
それはそれは良い段取りで、しかも進士素丸さんによる文章が面白いと来ている。
・谷崎潤一郎、佐藤春夫に奥さんを譲渡するも、「やっぱり返して」と言い出す。
彼がベジタリアンでもそうでなくても、周囲には関係ありません。
ショックのあまり部屋に引きこもった太宰は、以後、「作家の死とはこうあるべきかもしれない」と考えるようになったといいます。
日本を代表する文豪たちの意外な猫好きエピソードがSNS上で注目を集めている。
・梶井基次郎、泥酔して「俺に童貞を捨てさせろ!」と街中で叫び、友人を困らせる。 【内容情報】(出版社より) 素晴らしい作品を生む人間が必ずしも素晴らしい人間とは限らないし、またそうある必要もない。
11たとえば宮沢賢治は、 法華経の説話を読み、ベジタリアンになることを決意したそうです。 借金を「錬金術」と呼んだ内田百間だけでなく、ノーベル文学賞を受賞した川端康成も、 旅館の宿泊料金を一銭も払うことなく踏み倒したといいます。
「素晴らしい作品を生む人間が必ずしも素晴らしい人間とは限らないし、またそうある必要もないのです」 出典:進士素丸『文豪どうかしてる逸話集』• そこには「太宰は自らの経験をもとに『走れメロス』を書いたが、実際は全然走っていないどころか友人を見捨てた」とゴシック体で書かれている。
etc 目次 第一章 太宰治を取り巻くどうかしている文豪たち ~太宰治・檀一雄・坂口安吾・志賀直哉・中原中也・宮沢賢治~ 第二章 夏目漱石一門と猫好きな文豪たち ~夏目漱石・芥川龍之介・室生犀星・正岡子規・内田百間~ 第三章 紅露時代の几帳面で怒りっぽい文豪たち ~尾崎紅葉・泉鏡花・田山花袋・国木田独歩・幸田露伴・淡島寒月~ 第四章 谷崎潤一郎をめぐる複雑な恋愛をした文豪たち ~谷崎潤一郎・佐藤春夫・永井荷風・江戸川乱歩・森鴎外~ 第五章 菊池寛を取り巻くちょっとおかしな文豪たち ~菊池寛・直木三十五・川端康成・横光利一・梶井基次郎~ 著者略歴. 内容は、本を読んでご確認下さい。
先ずは表紙。