(肘静脈や前腕にすれば穿刺は容易ですが、 肘の屈曲時に閉塞するため上腕の留置が望ましい) 透視下に行うことも多いためやや手技が煩雑です(実際にはベッドサイドで盲目的に挿入可能だが、安全性を考慮して透視下で行う、としている施設が多い)。
17体位を変えると逆血確認やフラッシュができる場合は、ピンチオフが起きている可能性が高い• カテーテルロック <通常タイプの場合> (1)ヒューバー針のクランプを閉じて注入を止めます。 主な2つの目的 末梢ルートから投与できない薬剤を投与すべきとき 上述したようにほとんどの薬剤は末梢ルートから投与可能です。
ヒューバー針と点滴用ルートを接続し薬剤を注入後、点滴が滴下している事を確認する 抜針後に出血がある場合: 滅菌ガーゼで圧迫止血し、改善がない場合は医師へ報告する• (2)オープンエンドタイプ:先端が開放されている一般的なタイプのカテーテル。
無理に圧をかけると、カテーテルの破損を起こす可能性があるため、力づくで開通させようとせず、CVポートの入れ替えを検討する。
こういう場合は、自然滴下がスムーズであることを確認しながら、胸部X線撮影で先端位置が移動していないことを確認しておくべきです。
<逆流防止機能付きタイプの場合> (1)輸液ラインのクランプを閉じて薬剤の注入を止めます。
ちなみに、このカテーテルは施設によって呼び名が違い、 ブラッドアクセス バスキャス FDL といったあだ名や商品名で呼ばれることも多いのですが、正式名称は 「バスキュラーアクセスカテーテル」であることを覚えておきましょう。
ヒューバー針を持ち、利き手の親指・中指で垂直に立てたフィン状グリップを持つ• 要するに血管確保が難しい方や化学療法を行う方、長期間絶食が必要な方が適応です。
他のナースがいやがっていた理由は、 そのナースに直接聞いた方が話は早いと思いますが、 聞きづらい環境、人間関係なんでしょうか。
逆血確認後、10~20mlの生理食塩水で、カテーテル内に対流が起こるようゆっくり洗浄する• カテーテル関連血流感染(CRBSI)と呼ばれ、悪寒から始まる高熱、血液検査では好中球の左方移動 左方偏移 、白血球増多、CRPの上昇、血糖値の上昇などが認められる。 患者家族にも指導して患者の安全を図る 患者自身で点滴をできない場合、同居している家族・点滴を行なうときに側にいられる人に指導を行ないます。 CVポートトラブルの原因 滴下不良、逆血ができない、フラッシュできないといった時は、以下の原因が考えられる。
ポート部分とカテーテル部分の破損による薬液漏出を避けるために、 薬剤とくに抗がん剤投与前には20ml以上注入して、漏れがないことを確認するとよいでしょう。
まず、CVポートのカテーテルには次の2つのタイプがあるのよ。
感染について 感染は、トンネル・ポケット感染と、血流感染に分けられる。
穿刺位置、カテーテルの閉塞や破損・断裂がないことを確認する• Contents• 逆血確認が出来れば、ヒューバー針は適切に穿刺できている。
ロックに使用する薬液は、カテーテルのタイプにより変わります。 認知症やせん妄など自己抜去の危険性がある患者では、カテーテルに手が届かないよう固定や位置を工夫し、必要な場合にはミトンなど身体拘束も考慮する。
薬剤が漏れてしまう• 放射線技師にオーダーする際は 「CVの位置確認」と一言申し添えなくてはなりません。 (1)グローションタイプ:カテーテルの側面に逆流防止機能付きの側孔があり、それが血液を吸引する際に開いて輸液や薬剤が血管内に入るタイプ。
2、通常の腕からの点滴のように安静を保つ必要性が少ない。
穿刺に問題がないか、針の閉塞がないか観察した後、ルートを接続して滴下が良好なことを確認します。
CVポートの観察ポイント 薬剤漏出や低栄養状態、皮下感染によって潰瘍が形成されることがあります。
血流感染により、敗血症に至ることもあるため、CVポート感染と診断された場合には、原則としてCVポートを抜去する。
こちらも広義の「中心静脈カテーテル」で、一般的なCVとは 挿入位置が違うだけです。
従来はIVH(高カロリー輸液)を投与するために使われるのが一般的でしたが、近年では抗がん剤の投与目的でも使われるようになっています。
デメリット 陰部に近く 感染が多いという欠点があります。
通常は、鎖骨の下の血管からカテーテルをいれ、右または左の胸の皮膚の下に埋め込みます。 5mLになったら、注入しながらヒューバー針のクランプを閉じます。 その名前のとおり、皮膚の下に埋め込んで薬剤を投与するために使用します。
10閉鎖型(クローズドエンド、またはグローションタイプ)の場合、一定以上の陰圧をかけます。
血液の逆流を確認 イラストのように、ポート内の液体を吸引することで、適切な位置に針が刺さっているか、のつまりがないかなどを確認します。
点滴が滴下していることを確認します。
しかしCVはというと、たいてい 管は細く、そして長いですね。