しかし、大倉さん、村上さんにご推書いただいたことによって、もう一度命が与えられたような感動、喜びを感じました。 まさにきょうのことやないかと思いながら(笑)」 村上さんは『いまこそ、感性は力』を読んで、どのような影響を受けたのでしょうか。
16トップを目指すことについてトークが及ぶと、村上は「若かりし頃は全部1番取りたかったけど1番の定義が難しくなった瞬間があったかな」と考え方に転機があったと告白。
こういうことになるまでは私ももう78歳だから、あんまり活躍もできないなと思っていたんですよ(笑)。
萩で吉田松陰のお墓をお参りして、若い人たちのために「もしも塾」という塾をつくっていらっしゃるという。
この出来事を機縁に本書の著者である日本BE研究所所長・行徳哲男氏、思風庵哲学研究所所長・芳村思風氏との鼎談が実現しました(月刊『致知』2020年9月号掲載)。
ほんの数分の間お話ししただけで、非常に誠実なお人柄が伝わり、すっかり魅了されてしまいました。 すると、それに触発された村上さんが冒頭の言葉を発しながら、いまから10年前に刊行した『いまこそ、感性は力』(行徳哲男、芳村思風・著/致知出版社刊)を取り上げてくださったのです。
やっぱりいまこそ「感性の時代」だと思うんですね。 見てくれた段階で、そこについてはこっちが何か言う立場じゃないと思う」とも。
とにかく会うたびに、お話しになる内容の重厚さ、深い想いが心にびしっと刺さりますね。
そこで「人生で最も影響を受けた本」というテーマが出されると、大倉忠義さんが『人間の格』(芳村思風・著/致知出版社刊)を紹介。
「最初に読ませていただいた時はもう分からんことだらけでした。
普段、スタジオではスーツ姿でMCを務める村上だが、リモートでもしっかりとスーツを着用している。 ) はい。 (2回目のインタビューに続く). このお話のように、 これからの時代をつくっていくためには、言われたことを言われたままにするのではなく、状況に応じて機転を利かせるような対応力がものすごく求められるんじゃないでしょうか。
20行徳先生は物事の表面ではなく、物事の奥底、本質を見抜くことができる素晴らしい眼力を持っていらっしゃる、容易に出会えない大人物だと僕はいつも感じているんです。
当時の記事を読む• いまから5~6年前、その友人の方から「村上君も一回読んでみぃ」と言われ、送られてきたのが『人間の格』と『いまこそ、感性は力』だったのです。
なぜそもそもこの2冊なんだろうというのが正直な感想でしたし、やっぱり哲学は難しいと。
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また、そういう影響力を持つジャニーズグループを育てられたジャニー喜多川さんの、人間を育てる力というのは本当にすごいものだなと。
11僕の中には「時代を変えなきゃならない」という使命感があるんです。 念願の初対面を果たした3人の語り合いは終始感動の連続で、笑いと学びの尽きない、あっという間の2時間でした。
その言葉に村上さんはすごく反応されて吉田松陰のお話をされたんですよ。
勝負を決する感性の力、一瞬の即応力も村上さんは様々な努力によって、養われてきたんじゃないかなと感じています。
初めてお目にかかった印象は、ものすごく自然体で、「俺は有名人だ」という傲慢な感じが全くないということ。
考えずにそのときパッと感じた、反応したことによって、そのゲームがよい方向に動くということはサッカーでも、ラグビーでもいろいろなスポーツで起こり得ることです。 このたび42年の歴史上初となるジャニーズタレントとのコラボレーションとなりました。
9この日の放送は、プロが厳選した「本当にカッコいいギタープレー」を特集。 そんなジャニーさんの教育に応えてどんどん自分を磨き、若い人たちから信頼され尊敬されるような人物に成長していかれた大倉さんと村上さんの努力にもしみじみ思いをいたしました。
『GLAY』HISASHIや、『TRICERATOPS』和田唱ら、凄腕のギタリストが出演し、カッコいいギタープレーを実際に演奏して解説をしてもらうという豪華な内容となった。
異色の組み合わせが織り成す人間学談義から学ぶものは多いでしょう。
今回も鼎談の中でお話しになったことは非常に意義深い重厚なものでした。
40年以上の親交がある行徳哲男先生 (行徳哲男先生、村上信五さんとの初めてのご鼎談は『致知』9月号に掲載されていますが、特に印象に残っていることはありますか?) 行徳先生とはもう 40年以上のお付き合いがあるんです。 80代、70代の先達と30代の人気アイドルとの忘年の交わり。 私たちも日々読書と実践を繰り返し、自分磨きに努めていきたいものです。
14同世代トーク「R40」の企画で、スパイスカレーの名店の店主である同世代の女性とトークを展開。
いまこそ、感性の時代 (これからの時代に求められる感性の力とはどういったものなのでしょうか?) 村上さんが鼎談の中でお話しされたことなのですが、ある舞台に出演した際、演出家の方に言われた通りの事ができず失敗してしまったことがあったそうなんです。
この気づきと実践の積み重ねによって、人間力が磨かれていくことを、村上さんは教えてくれています。
その当時の読後感について、次のように振り返っています。
感性論哲学シリーズは次の時代をつくる人たちに向けて書いた本なので、若い人たちに読んでもらえるということが、すごく光栄で嬉しいことなんですよ。 『致知』の記事の中にもあるように、 私は村上さんに、これからの時代において若い人たちを引っ張っていくオピニオンリーダーになってもらいたいという話をしたんです。
今の髪型は、サービス精神旺盛な村上なりのギャグかもしれない。
村上さん、38歳。
特に近代という時代が終わって、次の新しい時代が始まる、また西洋の時代が終わってアジアの時代が始まる時代の大転換期に、古い殻を投げ捨てて、勇気をもって、いままで誰も言わなかったことを言うことがいま求められているんじゃないか。
村上信五流の読書法 村上さんといえば、フジテレビ系列での東京五輪メインキャスターに就任したことをはじめ、歌手やバラエティータレント、俳優、司会者など多方面で活躍されています。
そんな入り口で、分からない言葉はメモを取って調べながらだったんですけれども、気がつくとスラスラと最後まで読み終えていました。
14「その一つが森信三先生の言葉。 そういう人たちの心の糧になる雑誌を創ろう」 この創刊理念のもと、昭和53年に産声をあげて以来、有名無名やジャンルを問わず、各界各分野で一道を切り開いてこられた方々の貴重なご体験談を掲載することで、人間学を探究してきた月刊『致知』。
村上さんや大倉さんといった30代の先輩方が10代、20代の若い方々を目覚めさせる、そして一つの新しい時代に導いていくさまざまな学びを与え、オピニオンリーダーとして価値のある活躍を、これからももっとしていただきたいと思うのです。
「時代を変えなきゃならない」という使命感 (行徳先生と『致知』で初めて対談をしていただいたのが33年前(1987年)ですね。
行徳先生の強い要望に背中を押されるようにして、半ばダメ元で取材依頼状をお送りしました。