会話は、身分を越えて、気分ではなす敬語ですね。 例:「見る」 尊敬語 ご覧になる 謙譲語 拝見する 丁寧語 見ます 相手の動作を「上げる」のが尊敬語、自分の動作を「下げる」のが謙譲語です。 枕草子の日記段の読み方 『枕草子』の日記段では、うまいことを言ったり、上手な和歌が詠めたり、機転の利くことを言っていて、そこに尊敬語が使われていなければ、ほとんど作者である清少納言のセリフです。
14Point6:かたはらいたし=見苦しい、気の毒だ、恥ずかしい「かたはらいたし」は重要単語です。 弟の中納言隆家(藤原隆家)が姉の中宮定子のところに遊びに来た時のシーンが描かれています。
では、がんばりましょう。
定子 『』の挿絵に出てくる定子 定子は隆家の姉で、 の后です。
係り結びの法則 係り結びは「ぞ」「なむ」「や」「か」「こそ」の係助詞(係り)が文中に登場すると文末(結び)が終止形以外の形に変化する法則のことです。
Point5:聞こゆれば=申し上げると 「聞こゆれ」は大事な敬語です。 仲の良かった兄たちが左遷された後、 定子は自らはさみを手に取って髪を切り、出家してしまいました。 (中納言は)「これは隆家[=自分]が言ったことにしてしまおう。
9会話文の敬意の方向(誰から誰に)については、以下のページで詳しく解説をしていますので、よろしかったら、ご確認下さい。 意味は「これほど・このぐらい」。
丁寧語で、話を聞いている 中宮定子に対する敬意。
なので、そのようなことが出来るのは、藤原定子の弟である藤原隆家だと予想できます。
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」と声高々におっしゃるので、 「さては、扇のにはあらで、くらげのななり。 彼女の身の回りの世話をする侍女たちはだけではありません。
7この時、隆家が「並大抵の扇の骨ではないので貼るのにふさわしい紙を探しています」と言ったので定子が「どれほど素晴らしいものなの?」と訊くと、隆家は「もぅほんとにすばらしいんです!いままで見たことがないくらいの!!」と答えます。 それから、自明のものとして、中宮定子がいるはずです。
「これは隆家が言にしてむ、とて笑ひたまふ」と。
『枕草子』とは? 『枕草子』とは、平安時代中期に清少納言が執筆した随筆 =現代でいうエッセイ。
(注)「をかし」=明るい趣、「あはれ」=しみじみとした趣 『枕草子』は、約300段から成り、次の3種類に分類されます。
高校生の頃、古文の成績は(古文の成績「も」かな)お粗末きわまりないものだったのですが、問題集に載っていた『枕草子』の第百二段「中納言参りたまひて」は、なんだかいろいろと妄想できて、20年経った今でも記憶に残っているエピソードです。 まず、当然、作者がいます。
7それに紙を張ってプレゼントしたいのですが、ありきたりな紙を張ってもダメなので、相応の紙を探しているのです」と。 の退位のいきさつについて知りたい方はこちらをどうぞ! この事件を最大限利用したのが彼らのライバルだった です。
13 笑いひたまふ ハ行四段動詞「笑ふ」の連用形+ハ行四段活用の補助動詞「たまふ」の終止形。
3 奉らせたまふ サ行下二段動詞「奉らす」の連用形+ハ行四段活用の補助動詞「たまふ」の連体形。
社長に向かって、「宮坂さん」と呼びかけている平社員は、あんまり見ません。
中納言藤原隆家が中宮定子のもとを訪れ、後日プレゼントしようと思っている扇について、いかにその扇が素晴らしいかを熱く語る場面からはじまります。
「さらに+打ち消し」で全否定となるため、「全然・まったく・けっして(~ない)」と訳します。
「たまふ」は尊敬語で、 中納言隆家に対する敬意。
誰も見たことがないめずらしい骨だ、と中納言が言うので、それならば、それはくらげの骨ではないか、と清少納言が機転を利かせて言った。
また、自分の立場だったら「恥ずかしい」ので、この3つの意味があると覚えておきましょう。 自身が受験時代に、それまで苦手だった古文を克服して一番の得点源の科目に変えられたからこそ伝えられる「わかりやすい解説」で、全国から感動・感謝の声が続出。
15それを知っていると、主語がなくても、誰のセリフか想像しやすく、おもしろく読めると思います。
この文に限らず、「参りたまひて」はやたらに敬語が出てきます。
」 ウィットに富んだ清少納言のセリフ。
数も多くはないので、覚えておくと物語が理解しやすくなるためおすすめです。
しかも、そのことを隆家が褒めて、「自分のセリフにする」といいました。 『 さらに 【注1】まだ 見ぬ 【注2】骨のさま なり 【注3】。
たとえば、時代が進むにつれて、まずは謙譲語が忘れやすくなっていく、なんていうことです。
その後、 が兄弟の罪を許したので、定子は再び宮中に入ります。
このお話だと「隆家こそいみじき骨は得てはべれ」の「こそ」が係助詞、「はべれ」は「はべる」の已然形です。
中納言=隆家• 「それって、扇の骨ではなくって、くらげの骨のようですねぇ。 まあね、これでも登場人物が二人で、こっちがこうしたら、次がこっちがこうするよね、みたいな感じならなんとかなるんですけど、これ、登場人物としては、• これらの敬語法と、誰から誰へのセリフなのかは以下の表にまとめています。
14枕草子では、それぞれの人物が何と表現されるか決まっていますので、 それを覚えると簡単だと思います。 そこで、鋭い感性の持ち主の清少納言のことだから、「くらげのななり」という返しをしたと考えたら十分あり得ることではありますよね。
9 あらで ラ変動詞「あり」の未然形+打消の接続助詞「で」。
係助詞「こそ」に呼応している。
しかし、後ろ盾となるべき父の道隆はすでに亡くなっていました。
意味は「すばらしい」。
「どうしようもない」となるわけです。 終止形は「聞こゆ」。
これが二重敬語、または最高敬語です。
こういう文化の中にあるから、古文の文中でも、 他人の「名前」をズバリ呼ぶ、というケースは少ないんだよ。
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