徒然草 全文。 国語教育ワークシート

徒然草「仁和寺にある法師」現代語訳

徒然草においては、しばしば一つの道に邁進している人の素晴らしさを称えることがしばしば書かれています。 されば、真俗(しんぞく)につけて、必ず果し遂げんと思はん事は、機嫌をいふべからず。

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この上なく貴重です。 ・白樫などの、濡れたるやうなる葉の上にきらめきたるこそ: <しいしば・しらがし・・>。

徒然草第7段

亡くなった人の訪れる夜として魂を祭る行事は、最近の都では見なくなったが、日本の東方では、今でも行っている所もある。 国文学者は、末期、1330年8月から1331年9月頃にまとめられたとし、長く有力説とされてきた。

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又問ふ、「人は何として仏には成り候ふやらん」と。 追儺(ついな)より四方拝(しほうはい)に続くこそ面白けれ。

国語教育ワークシート

だから、世の中には恥ずかしい知ったかぶりの人もいるものだが、自分では凄いだろうと思っている様子が、何ともみっともない。 しばしも滞(とどこほ)らず、直(ただ)ちに行なひゆくものなり。 『徒然草』の面白さは、受験勉強のお題にされるだけではもったいないものです。

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特に、山奥に引きこもっているはずの法師が、世間話を我が事のように尋ねたり聞いたりして、どうしてそこまで知っているのかと思われるほどに、周囲に言い散らかしているようだ。

徒然草「仁和寺にある法師」現代語訳

訳文:すらすら読める徒然草(中野孝次) 四季には何といっても春夏秋冬というきまった順序がある。 今生きている人の手紙でさえ月日がたって、これを貰ったのはいつどんな時だっただろうと思いをめぐらすうちに、しみじみとした気分に引き込まれる。 なんて人間は愚かなんだろう。

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四季はなほ定まれる序(ついで)あり。

『徒然草』の76段~79段の現代語訳

その中に、世捨て人の聖法師が交じっており、案内を申し込み、門口でたたずんでいるが、そのようにしなくても良いのにと思う。 そも、参りたる人ごとに、山へ登りしは、何事かありけむ。

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荒れたる庭の露しげきに、わざとならぬにほひ、しめやかにうちかおりて、忍びたる気配、いとものあはれなり。

徒然草「仁和寺にある法師」現代語訳

それから、第一段「いでや、この世に生まれては」となります。 無常の來ることは、水火の攻むるよりも速かに、逃れがたきものを、その時老いたる親、いときなき子、君の恩、人の情、捨てがたしとて捨てざらんや。

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ある時、武家屋敷の中に人のいない隙をみはからって、敵が襲い来て囲み攻めた所、館の内に武士が二人出てきて、命を惜しまず戦って、皆追い返してしまった。

[徒然草] 2巻. [1]

この説によれば南北朝の争乱以前に中年期の兼好が著したことになるが、異論もある。 そのほどはさじきふようなり」とて、おくなるやにて、さけのみ、ものくい、いご・すごろくなどあそびて、さじきにはひとをおきたれば、「わたりそうろう」というときに、おのおのきもつぶるるようにあらそいはしりのぼりて、おちぬべきまですだれはりいでて、おしあいつつ、ひとこともみもらさじとまぼりて、「とあり、かかり」とものごとにいいて、わたりすぎぬれば、「またわたらんまで」といいておりぬ。 また、野分(のわき)の朝(あした)こそをかしけれ。

一口解説です。