ヘレディタリー 解説。 【ネタバレあり】『ヘレディタリー 継承』解説・考察:衝撃の結末に放心状態!

一体これのどこが「怖い」のか?『ヘレディタリー/継承』レビュー【ネタバレ】

僕にとっては怖いよりも、面白いのほうが勝りました。 ただあれって本物の幽霊ではないよね・・・。

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そしてスクリーンの中で繰り広げられるのは今時心霊番組でもやらないというぐらい胡散臭い降霊風景である。

映画【ヘレディタリー/継承】のネタバレと感想!史上最恐のラストを考察!

「ヘレディタリー 継承」でも親族の不気味な関係をホラー映画として描いたり、 「ミッドサマー」では失恋物語とカルト村の不気味な祝祭と掛け合わせてみたりと。 この手の映画ではパイモンを中心に描かれがちですが、結局パイモン自体はラストに数分登場するだけです。

仮に、降霊術を行ったとしてその後の真相を調べなければ、シナリオ通りに進みはしますが、家族が恐怖に震えながら死んでいくことはなかったでしょう。

一体これのどこが「怖い」のか?『ヘレディタリー/継承』レビュー【ネタバレ】

もう一体は、たぶん……首を切り落としていた母親のアニーではないでしょうか。

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その中の一人、ジョーンが突然と声を上げチャーリーの霊に呼びかけます。 チャーリーはあの光に引き寄せられるかのように外に出ていき、裸足で森の中まで歩いて行ってしまいます。

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「あれは全て幻想だった…」ということです。

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アニーに至っては、自ら糸鋸で断首。 そう考えると女性が首を切られ、男性は身体を乗っ取られたという一連の描写にも納得がいきます。

ヘレディタリー/継承

それでも何とか平静を保とうとしていたグラハム一家。 休み時間、生気のないピーターに向かって、不気味な呪文を唱えるジョニー。 チャーリーの様子が最初からずっとおかしかったのもそのせいです。

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パーティに向かう前の妹に対する気まずさとは対比的に、この時のピーターは妹のために必死な形相をする。 失ったものに対して絶望しないで。

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アニーのミニチュア この映画で特徴的な造形の一つがアニーのミニチュアです。 あれはキングパイモンの魂をピーターの体の中に移すための儀式で、儀式が完了して初めてキングパイモンの魂が人間の体に宿り、鍵がかかるようになっているのです。 アニーはグループセラピーでエレンが生前、解離性同一性障害で認知症を患っていたことと、アニーが小さい頃に父と兄も精神を病んで死亡したことを語る。

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案の定、物語が終盤に入り、真実が明らかになるあたりで、矢継ぎ早にアニーが説明に走る姿はスティーブ同様にひいてしまった。 まず、祖母のエレンは墓荒らしに遭い、屍から頭部だけが切断され、胴体はグラハム一家の住む家の屋根裏に放置されていました。

【ネタバレあり】『ヘレディタリー 継承』解説・考察:衝撃の結末に放心状態!

私は理解力が乏しいので、考えれば考えるほどわからなくなる映画でしたよ……汗 大事なところもさらっと一言ですませてしまったり、ちょっとしか画面に映さなかったり、そもそも大切なところの描写が雑だから意味がわからなくなるんじゃないでしょうかね……。 家族たちに待ち受ける出来事は、予測ができません。

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そこには、裸の人々が頭を下げていた。 娘のアニーは夫・スティーブン、高校生の息子・ピーター、そして人付き合いが苦手な娘・チャーリーと共に家族を亡くした哀しみを乗り越えようとする。