不穏状態では患者の行動を予測することがは不可能な場合が多いです。 例えば今回のケースの場合、看護師と患者さんとの間に「肌着を着替える」とは具体的に何をすることなのかいう事柄に関する合意は成立していません。
難しく考える必要はありません。
ただし、 患者さんごとに重点的に観察する項目が異なってきます。
患者は不穏状態にあったということを前提に考えてください。
1 1.できごとが発生したとき、担当看護師以外のチームメンバーは、どのような動きをしていたのか。 より具体的で、現実的な方法を盛り込んでいけば良いだけです。
8これらの視点を分析することで有効な改善策が考えられると思います。
危険防止目的のため監視の位置付けで付き添い協力を得る場合は、不在になる場合の連携の取り方、不在の間の対処法を(抑制、観察方法など)合意しておく。
例えば、患者の貧血は頻回に身体症状として見られていたのか、他の移動時はナースコールで知らせるが、トイレ移動時は知らせなかったのでしょうか、あるいはこの施設のトイレへの環境が転倒を誘発しやすいなどの理由があるのでしょうか。
転倒予防の看護計画、TP(ケア計画)の具体例 看護師として出来るケアを盛り込んでいきます。
適切な衣類、履物の選択の指導• 車椅子乗車中は、看護師の目の届く範囲に移動し見守る• これらの詳しい記載をお願いします。 鎮痛剤の中には、眠気やふらつきを催す薬剤があり、注意が必要で、 これらの薬剤は導入時に特に注意が必要です。
頭部CTとったりして状態を家族に説明しましたが、家族は積極的な治療を望んでおらず、CPRは行わない方向が決まりました。
あとは個別性に応じてその患者さん独特の看護目標があげられればなお良し、です。
発生要因を明らかにし、今後の具体的な改善策を考えていくためには、患者側・医療者側の両面からの情報が必要でしょう。
今後の課題について盛さんは、「アセスメントスコアシートのインシデント事例の分布を分析してよりグレードアップしたものにしたい」と語る。
侵襲的な検査、手術後• トイレに行きたかったのでしょうか、床頭台にある何かを取りたかったのでしょうか、それを明確にしないことには、たとえ転落防止用の柵を強化しても、転落のリスクは変わらないことになります。
20転倒転落の原因• 不穏行動がある• また、それをどのように理解し受け止めていたか。 1 0.できごとが発生したとき、担当看護師は、何処で、誰に、何のために、どんなことをしていたのか。
しかし、点滴架台が全てそのような、患者の歩行を補助する安定性を備え、転倒予防の支えを考慮されて作られているわけではありません。
転倒、転落防止対策センターの検討をする• このケースではしりもちをついていたということなので、おそらくシューズを取ろうと浅く腰掛けて重心を移動した際に、ベッドから滑り落ちてしまったと考えられます。
1 2.この病棟の入院患者の特性や、病床数、重傷者の比率、看護体制、メンバー構成など。
長期臥床によるベッド上安静や加齢に伴う筋力低下• 安全帯は危険行動を予防するうえですごく有効な手段ですが、あくまで最後の手段、もしくは一時的な手段であることを理解しておいてほしいんです。 同意を得た上で安全帯を使ってしまえば、正直安全は守れているし、看護師として責任を問われる可能性は少なくなりますよ。
3必要時、安定剤や鎮静剤を用いて、鎮静をはかる。 コロコロ 転倒予防の看護計画を立てるまでの流れは、だいたい決まっています。
その場合は患者の行動の基にあるニードや行動パターンの分析をしなければなりません。
このスコアシートは「特に法律などでこのシートを使わないといけない」と決まっている訳ではありません。
麻痺による身体運動性障害• それらの視点での対策も付け加えてください。
治療としては十分に睡眠が得られる向精神薬の使用、抑制帯を用いた身体拘束の使用などです。 ここでは、わが国における国際医療の中核を担うセンターとして1993年に設立され、わが国唯一の国立の総合病院として先駆的医療法の開発とその実践を通じて高度総合医療を推進する役割を担っている国立国際医療センターにおける転倒・転落アセスメントスコアシート導入の取り組みを紹介する。
何時に訪室し、何を観察し、どんな判断をしたのか。
なんでこんな項目が入っているの?と疑問に感じることを解決しておくと良いでしょう。
5ポイントもの上昇がみられる。
転倒転落の既往• 私の友人が勤めている病院でもパンフレットは渡していると聞きました。