これからも食欲旺盛に食べて飲んで暮らして行くつもりですので、ぜひとも新居の「こぐれひでこのごはん日記」をご訪問ください。 「入りきらないものは、人に譲ったりしたけれど、どれもこつこつ集めてきたものだもの。 昨日の夜、たまたま見たNHKの「趣味どきっ!」という番組で、こぐれひでこさんが紹介されていました。
「でも、いいと思う物件には、なかなか出合えなくて。 東京の家を引き払って、この家に移ってきた当初は、気分がふさぎ込みがちだったという。
南に面したサンルームは全面ガラス張り。
珍しい西洋野菜を作っている農場もあったりしてね。
60代後半という年齢のせいもあったんでしょうね。
これまで長いこと、ありがとうございました。 何より、窓から差し込む光が気持ちいい。 2000年2月、「ごはん日記」が始まったとき、まさかこんなに長い期間、続けられるとは思っていませんでした。
13。
どれも、私たちにとって大事な『開放感』がなかったの」 そんな時、たまたまインターネットで見つけた中古の家。
私は素敵なインテリアに囲まれて生活・・・とか憧れるけど、雑な性格なので「ていねいなくらし」は非現実的だと思っています。
キッチンには、オープン棚や吊り下げ収納を設置。
小暮徹さん・こぐれひでこさん夫妻に、神奈川県横須賀市・秋谷への移住を決心させたのは、この光景だった。 内見の際、中はすでに現在のようにリフォームされていた。
13それに、坂道が多くてまわりにお店もない、これまでと全く違う環境でやっていけるか、自信もなかった。 カフェグローブをお読みいただいているみなさま、今日は「ごはん日記」のお引っ越しのお知らせです。
例えば額縁を両面テープで壁に貼って飾ったり(適当!)、イラストレーターとして大事な仕事道具であるはずの鉛筆削りが、かわいいからという理由で選んだチープな感じの地球儀付きのおもちゃだったり(そこ、こだわるとこなのでは?)、破れたテーブルクロスや欠けたお皿を「味」として使い続けたり(欠けてもショックじゃないのね)、気に入ったお菓子の箱やパッケージを飾ったり(センス良く飾れば貧乏くさくない!)、 ものにあふれた家なのに、程よく片付いて見えるのはやっぱりセンスがあるからできる事なんだろうな。
でもこぐれさんの暮らしのスタイルは、頑張りすぎていない感じがしてとても参考になりました。
こんなに長く続いたのは、読者のみなさまがご訪問くださったおかげです。
「東京では、お店の人に魚をおろしてもらっていたけれど、今は自分たちでやります。 近所に友人が住んでいた縁もあって、内見に行ったところ、海を見下ろす眺望と、開放感たっぷりの空間にひと目惚れ。 ところが、60代半ばを過ぎ、「今後、お互いに仕事を縮小していくうえで、この大きな家を維持するのは負担になるのでは」と考えるように。
15「35年間暮らした土地や、初めて自分たちで建てた、愛着のある家を離れるのが寂しくて。 途中で建て替えた仕事場兼自宅は、明るくて気持ちの良い3階建ての一軒家だった。
2年前、東京の家を売って移り住んだのは、海を見下ろす高台の傾斜地に立つ、2階建ての一軒家だ。
こぐれひでこ• 私もあんな風に暮らしたい。
すべての部屋が緩やかにつながっていて、動きやすそうな空間だ。
今では、週に1度、車で3時間かけて、7カ所をまわって買い物をするのが習慣なんです」 野菜も育てている養鶏場、西洋野菜が豊富な個人経営の農場、農協の直売所、おいしいパン屋、漁港にある鮮魚店、絶品の釜揚げしらすの直売所……。 ひでこさんは、生き生きとそれぞれの店について話してくれた。 少しずつ、都内でマンションを探し始めた。
相模湾に浮かぶ船や、沈む夕陽を眺めるのが、夫妻の楽しみ。 リビングから見たサンルーム。
とは言うものの、この「ごはん日記」、これで終了というワケではなく、2月19日以降も引っ越し先で続行します。
69歳だけどバリバリ元気なイラストレーターさんです。
なんと、その日のうちに購入を決めた。
私たち、昔からあまり後先を考えないんですよ(笑)」 なんとも軽やかな決断。 処分しようとは全く思いませんでした」 観は瓦屋根の日本家屋風。 玄関を開けると、明るいサンルームの窓から、相模湾が広々と見渡せる。
感謝、感謝でございます。 壁面にはひでこさん作の紙製ボトルも飾って、楽しい雰囲気に。
「ずっと暮らしてきた東京を離れるなんて、全然考えていなかった。
1979年から、目黒区青葉台に暮らしてきたこぐれさん夫妻。
モデルの菊池亜希子さんがこぐれさんのお宅を訪問して、センスの良いお家、インテリア、雑貨、ごはんなど、こぐれさんの普段の生活を見せてもらっていました。
窓の向こ うに海が見える。 元は、すっきりとしたホテルライクな空間だったというが、キッチンのオープン棚や、リビングの本棚を新たに取り付けたほか、前の家でも愛用していたアンティークの家具や小物などを運び込み、こぐれさん夫妻らしい、にぎやかで温かな空間を作り上げた。 主に夫の仕事ですけど(笑)。
17この家がなかったら、秋谷には住んでいなかったでしょうね」 そう語るひでこさん。 左側に並んでいるのは、 パリで見つけた古い映画館の椅子。
1階は徹さんの作業場のみで、LDK、寝室、バスルームなどの居住スペースは2階に揃っている。
この間も、佐島のタコを生きたまま買ってきて、さばいたりしてね。
『ここ、いい』って、吹っ切れるようになったのは」 迷いや不安を払拭する突破口となったのが「食材」というのが、いかにも食べるのが好きで料理上手な、ひでこさんらしいエピソードだ。
とにかく、覚悟が決まらない感じでした」 最初の1年ほど、「いじいじしていた」という、ひでこさんの気持ちを変えたのは、三浦半島の恵まれた食材の数々だった。
そういうのも面白くなってきて。
しかし、いざ引っ越しが現実となると、そうはいかなかった。
それからですね。