・超短時間型はせん妄のリスクが高く、なるべく使わないようにしている。 ブロチゾラムは、入眠障害から中途覚醒に使うお薬です。
医師は、耐性・依存性をなるべく起こさないように考えながら処方量を決めています。
Griffiths, RR; Johnson, MW 2005. ほとんどの睡眠薬には耐性と依存性があります。
ブロチゾラムを使う時は、睡眠に良い生活習慣も必ず意識して取り入れるようにしましょう。
25mg(口腔内崩壊錠)があります。
高齢者 65歳〜 ブロチゾラム錠0. 3.ブロチゾラムの作用時間と強さ ブロチゾラムは半減期が7時間の短時間型睡眠薬です。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与) 1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、投与しないことが望ましい[妊娠中の投与に関し、次のような報告があるなど安全性は確立していない]。
・ ベンゾジアゼピン系 ・ 非ベンゾジアゼピン系 ・ メラトニン受容体作動薬 ・ オレキシン受容体拮抗薬 現在の主流はベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系の2系統です。
ネットで「ブロチゾラム 添付文書」と検索すればすぐ見つかります。 腎障害• 筋弛緩作用(=筋肉の緊張を和らげる) などの効果を発揮します。
1適応 [ ]• ジェネリックの薬価は、各製薬会社によってバラツキがありますが効果はどれも変わりません。 添付文章では、ブロチゾラム0. 細かい副作用まですべて知りたい、という方はブロチゾラムの添付文書を見ると良いかと思います。
一般的には急激に効くお薬(超短時間型)に多く、また多くの量の睡眠薬を内服しているケースで起こりやすいようです。
みなさんも処方箋に一般名が書かれているのを見ることがあるのではないでしょうか。
2.本剤は口腔内で崩壊するが、口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する製剤ではないため、崩壊後は唾液又は水で飲み込む。
細かい副作用も全て紹介しようとするとキリがありませんので、ここでは比較的よく見られる副作用や特に注意して頂きたい副作用を中心にお話します。 4.モノアミン酸化酵素阻害剤[鎮静作用が増強される恐れがある(本剤との併用により鎮静作用が増強する恐れがある)]。
19(相互作用) 本剤は、主として肝代謝酵素CYP3A4で代謝される。 まずは0.25mgから始めることが多いです。
レンドルミンと同じで内服後約1. 長時間作用型は翌朝以降も効果が残存してしまい転倒などの危険が高い。
調査結果には、日本の診療ガイドライン5つ、日本の学術雑誌8誌による要旨が記載されている。
短時間型 ・・・半減期が6-10時間• 気管支喘息• とりあえずこれでスタートしてみて調整している。
(慎重投与) 1.衰弱患者。
呼吸機能が高度に低下• 10 Twitter だお! カテゴリー• ベルソムラはほとんど使用経験がない。
平均的な睡眠時間と同じ程度の作用時間なので、睡眠中に効果を持続することができます。
出典 [ ]• 効果の強さは「普通~やや強い」、入眠障害から中途覚醒や早朝覚醒まで幅広く効果のある睡眠薬です。
入眠障害だけでなく中途覚醒や早朝覚醒もある方• 睡眠の状態から効果が期待できない方では、ブロチゾラムから使うことも多いです。
その上で、できるだけ頓服でブロチゾラムを使うようにします。
欠点は他のベンゾジアゼピン系睡眠薬と同様、筋弛緩作用(高齢者で転倒の恐れ)や常用量依存や耐性の問題がある点。
・入眠困難の患者さんによく使います。
(50歳代病院勤務医、一般内科)• 作用時間が長すぎず、短すぎないバランスの良い標準的な睡眠薬です。
4).消化器:(頻度不明)嘔気、悪心、口渇、食欲不振、下痢。
ベンゾジアゼピン系の中で特に催眠作用の強いものが、「ベンゾジアゼピン系睡眠薬」と呼ばれ、ブロチゾラムもそのひとつになります。 25mg「サワイ」の使用上の注意 病気や症状に応じた注意喚起• 現在、睡眠薬治療の中心となっているのは、「ベンゾジアゼピン系」「非ベンゾジアゼピン系」の2種類です。
18実はこの両者は同じ仕組みで睡眠効果をもたらします。 3.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
M錠(湿製錠:水で崩れやすい錠剤)ではジェネリックの高い方と同じ薬価になっていますね。
入眠障害だけで困っているならば超短時間型、中途覚醒で困っているならばブロチゾラムなどの短時間型がよいでしょう。
肺性心• 肝障害• ブロチゾラムは睡眠中にもしっかりと作用してくれていて、理論的には飲み始めてから1.5時間でピークに達して、さらに7時間して半分の血中濃度になる睡眠薬です。
となると全世界で共通の薬物の名称が必要になります。 気管支喘息• また、服用後に眠気を感じたらすぐに眠るようにしてください。 2-1.ブロチゾラムのメリット• 高齢者 65歳〜• 4円 <ジェネリック(後発品)> 商品名 剤形 薬価 ブロチゾラム錠 0. この場合の対処法は、まずは睡眠時間を増やすことになります。
17抗不安作用(=不安を和らげる)• 5mgを経口投与する。 3.連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避ける(本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討する)。
薬剤名 影響 エタノール摂取 鎮静作用・倦怠感等が増強 中枢抑制剤 鎮静作用が増強 フェノチアジン系薬剤 鎮静作用が増強 バルビツール酸誘導体 鎮静作用が増強 モノアミン酸化酵素阻害剤 鎮静作用が増強 薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 イトラコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 ミコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 シメチジン 本剤の血中濃度が上昇し作用の増強及び作用時間の延長 肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の血中濃度が低下し本剤の作用が減弱 リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し本剤の作用が減弱 睡眠薬(経口) この薬をファーストチョイスする理由(2017年7月更新)• 4).一過性前向性健忘、もうろう状態(頻度不明):一過性前向性健忘、また、もうろう状態が現れることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど、慎重に行う(なお、十分に覚醒しないまま、車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告があるので、異常が認められた場合には投与を中止する)。
3.心障害、肝障害、腎障害のある患者[心障害では症状が悪化、肝障害・腎障害では代謝・排泄が遅延する恐れがある]。
(50歳代病院勤務医、一般内科)• 毎日の就寝時間を同じにする、遅い時間に食事を摂らないなど、日頃の生活習慣を改善して朝までぐっすり眠れる体質に近づいていきましょう。